「ケンカをしない夫婦は離婚率が高い」というデータも…夫婦は我慢せず“ケンカすべき”である理由
ケンカができない夫婦の5つの特徴
我慢が積み重なり爆発すると、一気に離婚というケースも では、なぜケンカをしない夫婦の離婚率が高くなるのか? それは、ケンカをしない夫婦は揉める耐性がついてない上に、仲直りのやり方を練習してこなかったからなんですよ。だから我慢に我慢を積み重ねた人がある日突然爆発して、いきなり大ゲンカに発展して、一発で離婚になるというケースがあるんですね。 僕が思うに、ケンカをしない夫婦は次のいずれかだと思います。 1.お互いが相手に対して無関心 →お互いが相手に興味がないから腹が立つ機会が少ない。 2.どちらかが相手を神格化している →どちらかが相手を尊敬しまくっていて、絶対的存在という認識。逆らえないし逆らわない。 3.どちらかが我慢しまくっている →嫌なことはたくさんあるけど言わない。 4. ケンカしているという認識がない →傍から見たらケンカなのに、本人たちは話し合いという認識。 5.できるだけ衝突を避けようとしている →多少嫌なことがあっても我慢してやり過ごそうという考え。 「うちの夫婦はケンカを一度もしたことがないし、ずっとラブラブよ♡」というケースって実は極稀です。ドラクエで言うところの、はぐれメタルより遭遇率が低いと思った方がいいでしょう。 しかも、その配偶者に「仲良さそうでいいね」と言うと、「こっちがどれだけ我慢してるか知らないんだよアイツ(あの人)は」と返されることだってあるわけですから、片方の人間だけがケンカしないラブラブ夫婦だと勘違いしているケースも結構あるんですよね。
言いたいことがある場合は、溜め込まずに言うこと
小さなストレスは、いずれ必ず大きくなる さらに、「うちは夫婦ゲンカしたことがない」と言っている本人がモラハラという場合もよくあります。 相手を言葉でねじ伏せているから、ケンカにならないんですよね。ねじ伏せられた相手がどんな気持ちでいるかは、言わずもがなではないでしょうか。 そして、前述した5つの項目で、離婚に発展しやすいのは3と5のパターンなんですよ。どちらかの人間が我慢しまくっていると、その蓄積はいつか大爆発を起こします。そのときの反動は、我慢した分だけ計り知れないものになるでしょう。 できるだけ衝突を避け、多少嫌なことがあっても我慢してやり過ごす夫婦は、一見すると円満にいきやすく見えるかもしれません。 しかし、小さな我慢も積み重なっていくと、いずれは大きな我慢になります。その積み重なった我慢は、言うまでもなく大爆発を起こすことがほとんどなのですが、爆発する頃には自分が何に我慢していたか分からなくなってるんですよ。 すると、爆発している本人も、相手にぶつけているときに自分が何を言っているのか分からないという状態に陥っていることもよくあるので、取り返しがつかないような発言をしてしまうことも珍しくないのです。 それが先ほどお話した、たった1回の大ゲンカでの離婚に発展するんですね。 以上のことから、たとえ衝突してケンカに発展しそうなことであったとしても、相手に言いたいことや分かってほしいことがあるときは、溜め込まずにちゃんと言いましょう。 もちろん、その際の言い方は考えた方がいいのは当たり前ですが、「これぐらい我慢すればいいや」と思ったことも、蓄積されると莫大な我慢になってしまうのは今お話したとおりです。