小池都知事が記者会見9月25日(全文2完)五輪を安全に開くための工夫が重要
都内は安心して旅行できる環境にあるか
TOKYO MX:TOKYO MXテレビの相模と申します。よろしくお願いします。Go Toキャンペーンに関して、冒頭のご発言で安心して旅行できる環境を整えることが大切とおっしゃられていたんですけども、今、都内の現状として、安心して旅行ができる環境にあるというふうに認識されていらっしゃるのかということと、不安な点がもしあるようでしたら、その不安に対して新たな対策、何か考えていらっしゃるでしょうか。 小池:これはそれぞれの関係事業者の皆さま方は大変なご努力をいただいて、そして感染防止対策を講じておられる換気を確保するために、お店の構造を変えるとか、さまざまご苦労をされておられます。また都もそれに対してのさまざま補助金などの設定をしたりしてまいりました。都内における安全の確保という意味では、皆さんに分かりやすくステッカーを貼っていただいて、もうすでに25万枚を超えておりまして、またそれの確実に行われているかどうかということでの見回りなど、さまざまそれぞれの業界などのご協力を得ながら進めているところでございます。 この観光業界の皆さまは特に、例えばバス1つとってみても換気をよくするということなど、さまざま工夫もされておられるところでございます。安全・安心な旅行ができるように、そのような工夫、そしてまたガイドラインの順守、これを徹底していただきたいというふうに考えております。
小笠原以外の島の感染拡大防止対策は
テレビ朝日:テレビ朝日の鈴木と申します。よろしくお願いします。きのう知事がGo Toに上乗せする形で都民の都内への旅行の補助をするという方針を示されて、島のほうでは観光業で歓迎する声が上がる一方で、やはり不安だという声も上がっているようでした。今、小笠原に向かう船の、乗る際には検査をということをやられていますが、ほかの島に対しても対策をされるご検討ですとか、例えば乗るところで全部受けてしまうと、その港区の保健所がいっぱいになってしまうとか新たな課題も生まれるかと思うんですが、その対応についてお考えをお聞かせください。 小池:まず訂正させてください。先ほどおがさわら丸の抗原検査というふうに申し上げましたけど、すいません、PCRの検査であります。それぞれ、竹芝等で乗る際に体温のチェックであるとか、すでに検査も行っております。島についても同じような対策を講じているところです。 これまでに幾つかの島で陽性者が出ていることも事実であります。そしてまた特に小笠原などの場合は船の便が数少ないということからも、陽性者が出るたびに自衛隊機で運んだり、消防庁であったり、いろいろ工夫もしているわけでありますけれども、そのためにもそれぞれの医療体制の充実であるとか、それから航空路の確保であるとか、そういった工夫も今後も必要になってくるというふうに思っております。 また何よりも体調が不安な方については、島にいらっしゃることについては、とどまっていただくっていうのも1つかと思います。さまざまな工夫をしながら島において観光に携わる方とそうでない方では感覚も違うっていうのもよく存じ上げております。それだけに島における感染対策っていうのは、より都としてもしっかりと考えて、そしていろんな知見も、先ほど申し上げましたようにおがさわら丸での方法もより改善を重ねているところであります。これら検査のイノベーションも起こっているところですし、いろいろ工夫しながら安全性の確保ということに努めていきたいと考えております。