【NFL】「責任は私にある」と試合終盤の失策を認めるビルズHCマクダーモット
バッファロー・ビルズのヘッドコーチ(HC)ショーン・マクダーモットは、現地6日(日)に敵地で23対20の敗北を喫したヒューストン・テキサンズ戦での試合運びを巡り、厳しい批判にさらされている。 【動画】2024年第5週:ビルズとテキサンズが4勝目をかけて激突
試合の大半でテキサンズに主導権を握られていたものの、ビルズは粘り強く巻き返しを図り、20対20の同点に持ち込んだ。試合終盤にテキサンズにパントを強いると、残り32秒でビルズは自陣3ヤードから攻撃を再開。この日は地上戦が成果を挙げており、さらにクオーターバック(QB)ジョシュ・アレンがキャリア最低のパス成績だったにもかかわらず、ビルズは3回連続でパスを選んだ。その結果、残り7秒でパントにより再びテキサンズにボールを渡すことになった。
その直後、テキサンズQBのC.J.ストラウドがパスを成功させ、キッカー(K)ケイミ・フェアバリンが試合終了間際に59ヤードの決勝フィールドゴールを決めた。
距離を稼がなければならない場面で、パスを選んだことを批判されているマクダーモットHCは、テキサンズが3回のタイムアウトを保持していたことがその判断の背景にあったと説明している。
「難しい局面で相手は3つのタイムアウトを持っていたし、優れたフィールドゴールキッカーもいる。われわれは時間を使ってファーストダウンを獲得しなければならなかったが、それができなかった。責任は私にある」とマクダーモットHCは語った。
ビルズが3回のランで相手にタイムアウトを使わせたところで、結果は同じだったかもしれない。しかしながら、アレンがこの試合でキャリア最低のパス成功率30%(30回中9回成功)を記録するなど、オフェンス全体が終始苦戦している中で、3回ともパスを選んだことはさらに驚きだった。
マクダーモットHCは、テキサンズが3つのタイムアウトを持っていたことにこだわった。
「自陣奥深くに追い込まれていて、彼らには3つのタイムアウトがある状況だった。それに、相手には非常に強力なフィールドゴールキッカーがいる」とマクダーモットHCは述べている。