初ステージとは思えない、全身で楽しむかのような伸びやかなポージングとはつらつとした笑顔で、会場からは「笑顔が最高！」「3番めちゃくちゃ笑顔良い！」と盛大な応援が飛んだ。 写真】前川七海さんの元気いっぱいの笑顔と瑞々しい美痩身全集 9月1日（日）、俳優の金子賢がプロデュースする人気ボディコンテスト『サマー・スタイル・アワード東海帝王予選＆ROOKIE CHALLENGE CUP東海帝王予選』が催された。

モノキニビキニで健康的に引き締まった身体を競うビューティーフィットネスモデル部門にて新人戦（ROOKIE Fitness model）金メダルを獲った前川七海（まえかわ・ななみ/23）さんに出場のきっかけやボディメイク法を聞いた。 「普段はピラティスインストラクターとトレーニングトレーナーをしています。学生時代、アルバイトでジムスタッフとしてトレーニング文化に触れたのがきっかけで運動をするようになりました」 最初のうちはトレッドミルなどほぼ有酸素だけを行なっていたという。働くうちに親しくなった会員との交流のなかで筋トレを学ぶうちにトレーニングに楽しさを見い出し、次第に自主的に筋トレをするようになった。 「2年、3年とトレーニングを続けるうちに大会に出場している方々の熱意や身体に憧れて、自分も出てみたいと思いました。出場に向けて週に2日パーソナルトレーニングを受け、自主で3日、週に5日みっちり筋トレに打ち込みました」 背中・三頭筋、お尻、肩、背中・胸、脚の分割で特にX型のボディラインを作るための要となる肩と背中を特に強化した。また、本格的な減量を計画的に実施。5カ月で11kgのダイエットに成功したという。 「一番効果的だったのは、炭水化物をさつまいも、じゃがいも、オートミールにしたことです。主食のGI値（グリセミック指数。食後血糖値の上昇を数値化したもの。数値が低いほど血糖値の上昇が低く、糖を脂肪に変えるインスリンの分泌を抑えるため太りにくいとされる）の低い食品に切り替えました」 それでも順調に体重が落ちるわけではなく、1カ月停滞した時期があった。そこで有酸素運動を入れることで、さらに一段階脂肪を落とすことに成功した。 「トレッドミルで傾斜10、速さ4.5/kmを45分のルーティンを大会2カ月前から毎日行いました。ダイエットに停滞期は絶対にあるので、まず食事の節制、落ちなくなったら有酸素運動という順で計画的にやるのがおすすめです。全部を一気にやると落とす術がなくなってしまうので」 前川さんは初大会を「非常に緊張したがとても楽しかった」と語った。 煌びやかなステージに立ち、スポットライトを浴びる経験は、多くの人にとっては経験することがない異世界かもしれない。だが、コンテスト出場を経験した人たちは口を揃えて「貴重な人生の糧になった」と語る。大会を転機としてその後のワークスタイルや人生観に大きく影響を及ぼすことも多い。 少しでも興味がわいた方は、まず会場に足を運んでみてはいかがだろうか。もしかしたら来年、脚光を浴びているのはあなたかもしれない。

前川七海さん

【SSAアンチドーピング活動】SSA（サマー・スタイル・アワード）はJBBF（公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟）とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。