５回６失点で降板したビューラー。先週末は競馬場で高級腕時計を盗まれる被害に遭っていた。(C)Getty Images

　現地10月８日、MLBナ・リーグ地区シリーズの第３戦でロサンゼルス・ドジャースとサンディエゴ・パドレスが対戦。ドジャースは１回表にベッツの本塁打で先制に成功するも、２回裏に味方のエラーなどから６失点を喫してしまう。それでも３回表にＴ・ヘルナンデスに満塁アーチが飛び出して１点差に迫り、熱いバトルを繰り広げている。 【動画】ダグアウトで大暴れするビューラーの実際の映像 　２回裏、ドジャースの先発右腕ウォーカー・ビューラーにとっては悔しいイニングとなった。無死一塁でメリルをファーストゴロに打ち取ったが、捕球したフリーマンが送球を走者マチャドに頭に当ててしまうエラー。チャンスを広げられると、その後も守備のミスやボテボテのゴロが内野安打になるなど不運に見舞われ、リズムを崩したビューラーはタティースJrに２ランも浴びて６失点を許してしまった。 　ダグアウトに戻るとビューラーの怒りが爆発。キャップを叩きつけ、大きなボックスも地面に投げつける大暴れがライブ映像に流された。『ESPN』に寄稿するブレイク・ハリス記者はＸで「ビューラーがベンチで憤慨した。守備陣が彼にしたことを考えれば責められない」と綴り、『FOX Sports』も「目に見えて怒り心頭だ」と動画付きでその様子を伝えた。 　 　Ｘ上にはファンから同情の声が寄せられた。「ウォーカーは悪くないよ」「マジでツイてなかった」「激怒するのはよく分かる」「いいじゃないか。こういうエネルギー爆発は好きだよ」「そのあとしっかり抑えたから流石だった」といった声も。続投したビューラーは３回、４回、５回と粘りのピッチングで無失点に抑えて降板した。 　試合は７回を終えてパドレスが６対５とリードしている。 構成●THE DIGEST編集部