連敗崖っぷちのロバーツ監督、守備の乱れ誘ったマチャドの走塁称える「頭脳的プレー」 守乱と被弾の6失点を「ストレスたまった」
「ナ・リーグ・地区シリーズ、パドレス6―5ドジャース」(8日、サンディエゴ) ドジャースがシリーズを1勝2敗とし、崖っぷちに立たされた。試合の序盤だったとはいえ、二回の6失点があまりにも痛かった。 疑問が残ったのは先頭で中前打を放って出塁したマチャドの走塁。次打者の一ゴロをフリーマンが逆シングルで好捕し、膝立ちの状態で二塁へ送球した。ところが、ボールは走者の左肩に当たり、オールセーフ。フリーマンに失策が記録された。一塁走者は悪送球を狙って通常の走路よりも内側、芝の部分を走っていたが、ドジャースのロバーツ監督は「あのプレーに対するアピールはできない。ビデオ検証のチャレンジができないプレーだった」と説明。「マニー(・マチャド)はアウトにならないように自分で走路をつくり出した。頭脳的プレーだった」と振り返った。 そこから負の連鎖は止まらず、遊撃ロハスの判断ミスで無死満塁になると、一塁線を破る適時二塁打で逆転を許すと、内野安打で走者をため、犠飛とタティースの2ランで点差は5に広がった。指揮官は「ストレスのたまるイニングだった」と振り返りながら「打ち取ったような打球が続いた。ウォーカー(・ビューラー)は冷静さを保ちながらその他の回をゼロに抑え、一定のイニングを投げてくれた」と、苦しみながらも5回を投げ切った右腕にねぎらいの言葉を口にした。