どうなる今年の関西経済?「大阪・関西万博」「賃上げ」「物価高」など企業のトップに直撃取材
■万博のチケットの購入数は目標の半分程度
そんな中で起爆剤にしたいのが大阪・関西万博ですが、現状を見ていくと、パビリオンは遅れが懸念されていましたが、すべて着工済みになったということです。 続いて前売りチケットの販売目標は1400万枚としていましたが、先月18日時点でおよそ74万枚、目標の半分ぐらいで、個人購入はおよそ47万枚にとどまっているという状況です。 関経連の松本会長は「一般の市民の方が買ってくれないから達成できない」とおっしゃっていたそうです。松本会長以外にも関西のトップのなかには「関西以外でチケットを買っていただくように声をかけていきましょう」と声をかけている方もいらっしゃいました。
■「内容、楽しみ方が伝わっていない」購買につながらない万博の課題
【関西テレビ 加藤さゆり報道デスク】「博覧会協会が、万博は知っていても購買に繋がっていない理由についてあげています。『開催地が遠い』、『費用の問題』などありますが、一番に書いてあるのは『内容、楽しみ方が伝わっていない』、ここが大きいと思いますね。 実際にチケットを買うと、メールアドレスがリンクされているので、メールマガジンが届くんですよ。でも開いてみても、何が魅力的でどんなイベントをやるのかよく分からない。もう少し具体的に伝わると、購買につながるかもしれません。博覧会協会はまだ今は本格的な購入時期でないと思っているようなので、開幕直前にダダダっと増えると期待しているかもしれないです」 チケットを買う側の気持ち、目玉は何なのかという機運醸成の部分もこれからの課題となります。 (関西テレビ「newsランナー」2025年1月6日放送)
関西テレビ