どうなる今年の関西経済?「大阪・関西万博」「賃上げ」「物価高」など企業のトップに直撃取材
■大阪・関西万博への期待の声 “ホテルの需要”がカギとなると専門家
そして、なんといっても2025年は“万博イヤー”。 開幕までおよそ3カ月となる中、大半を占めたのが、大阪・関西万博への期待の声でした。 【JR西日本 長谷川一明社長】「万博にお越しになるお客さまに素晴らしい旅を提供する!より強い思いを込めて、(したい…から『する』へ)訂正させていただきました」 (Q.安心安全を軸に?) 【JR西日本 長谷川一明社長】「鉄道事業者としての安全安心はベースでなので、そこをしっかりと築き上げた上で、お客さまの素晴らしい旅というものが堪能いただけるよう取り組んでいく」
【大阪市高速電気軌道(大阪メトロ) 河井英明社長】「万博を機会に、私どもグループの真価を示したい。自動運転やEVバスであったりとか、万博をテコにさらに加速させていって、万博後に万博レガシーとして一つずつ示していきたい」 【大阪外食産業協会(千房) 中井貫二会長】「宴を盛り上げる!大屋根リングは世界の輪。お好み焼きも丸い…なので、世界の輪をしっかりとお好み焼きとともに広げていきたい」(Q.「焼きそば」も?)「焼きそばは、太く長く…味濃いめで…」
【ロイヤルホテル 蔭山秀一会長】「ことしは万博で稼ぐぞ!しっかりと大阪関西を世界にアピールしていって、稼がせていただこうと思っています。問題は人手不足が言われてますが、そこをどう克服するかということ」 大阪・関西万博には、国内外から2820万人が来場すると想定。 りそな総合研究所によると来場者の消費額は、およそ1兆円にのぼると試算していて、万博会場以外で使う消費が関西経済の成長に直結するといいます。 【りそな総合研究所 荒木秀之 主席研究員】「万博の経済効果のカギを握るのは、“ホテルの需要”。現状ホテルの空き状況が、かなり厳しい状況。泊まれずに、他の地域に行く可能性もあるので、そうなれば万博を見終わった後の周遊観光に期待しても、それが難しい」