【福岡ボート・一般】石倉洋行 今月は一走入魂の構え
<2日・福岡ボート・前検日> 一走も緩められない。今年に45歳になる石倉洋行(44)=福岡・107期=にとって、2025年はプレミアムGⅠマスターズチャンピオンの出場資格を得る解禁年。30歳でレーサーデビューを果たしたオールドルーキーにとって大きなモチベーションとなっていただけに、何としても達成するつもりだ。 【ボートレース】2025年度のグレードレース日程を発表/福岡周年は4月に開催 マスターズチャンピオンの選考期間は昨年の2月から今年1月まで。今月が選考期間の締め切りであり、現在の選考順位は63位(出場は52位まで)とあって出場するには猛スパートをかけなければならない。「めちゃくちゃ意識しています。勝率を上げなければいけない立場なので、とにかく上位着を目指して走ります」 近況はややペースダウンしていたが、その原因となっていたのは一昨年のケガの後遺症。ただそれも払拭してきた。「ずっとネックだった膝の手術をして、手術する前より感覚はだいぶ良くなっています。もう何も不安はなくてレースができます」。ようやく欠けていたピースがはまり、〝心技体〟が整った完全体に戻せた意味は大きい。 この気持ちを後押しするように、手にしたエンジンは瓜生正義に周年Vをもたらした25号機。前検気配も、「出足や行き足はいい」と好ムードで、心技体に機力まで備わった。今節を含めて今月は残り3節。一走入魂のスタイルで、悲願に手を届かせてみせる。(森 大輔)