「この子は…」篠田麻里子がAKB48の一期生オーディションに落選した「納得の理由」と地獄から這い上がった「想像を絶する行動」
初の"サプライズ"
交流会が終わると秋元先生は「特別な物語があっても面白いかもね」と言って、篠田の加入が急遽決まったのだ。ただし、デビューにはひとつ条件が課せられた。13曲すべての振り付けを4日間で完璧に覚えること。ちなみに、他のメンバーが1ヶ月かけてようやく習得した振り付けだ。 しかし篠田は、その無理難題とも思える条件も見事にクリアしてみせる。「絶対に這い上がってやる」という当時の彼女のパワーは底知れなかった。 その後、2006年1月22日の公演で、篠田は何の予告もなしにデビューを果たす。すでに最初の段階で気づいたお客さんもいたようだったが、会場が一番盛り上がったのは公演の中盤だ。その場に居合せた多くの人間が篠田の存在に気づき、「あれ、21人いない?」と大いに湧き上がった。 思えば、これがAKB48としての初の"サプライズ"だった気がする。 篠田麻里子という強力なメンバーの加入により、その後AKB48はさらに勢いを増していく。 【もっと読む】悠仁さまの「筑附」で落ちこぼれ、20歳で親から勘当→池袋のキャバクラの黒服に…元AKB48劇場支配人が告白する「激動の半生」
戸賀崎 智信
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