『紅白』の星野源、歌い出し前の“長い沈黙”と笑顔ない“固い表情”、異例の曲目変更に納得せずか
12月31日、『第75回NHK紅白歌合戦』が放送。今年のテーマは「あなたへの歌」。2025年3月に迎える“放送100年”に先駆け、特別企画がたくさん盛り込まれた放送となった。 【写真】13年前から「ガッキー狙い」を匂わせていた星野源 記念の年となる『紅白』に気合いを入れて臨んだ出演者たち。そんななか異彩を放っていたのは、シンガーソングライターの星野源だ。 「今年、星野さんは『ばらばら』を歌唱。しんみりとギター1本で音を奏でながら歌い上げました。しかし、普段の明るい印象の彼とは違い、今回は終始笑顔はゼロ。 歌い出すまでに10秒近い沈黙があったり、最後にはカメラに向かい真顔で《みなさん、良いお年を》とメッセージを送りましたが、悲しげな表情が印象的でした。視聴者からは、その様子に戸惑う声が集まったのです」(芸能プロ関係者、以下同) 実際にSNS上では、彼を心配するファンが多くいたのだ。 《星野源さんが歌い終わったあとの、、、悔しそうな目》 《星野源……なんか大丈夫……? かなりしんどそうだけど。心配になるくらい目が死んでるし、しんどそう》 なかには、《星野源の静かな怒りが。表現者から自由を奪うことへ対する失望や無念にも見えた》と、彼の表情が意味するものを感じ取る人もいたようだ。 星野に関しては、『紅白』で当初決まっていた歌唱楽曲への批判が巻き起きおこっていた。 「紅白への内定が決まった当初は『地獄でなぜ悪い』という曲を歌う予定でした。しかし、その楽曲が使われた映画『地獄でなぜ悪い』の監督である園子温さんの性加害騒動の背景から批判が殺到。曲名を急遽変更するという形になってしまったのです」 さらに、星野の様子は本番前から異変を感じていたと、今回の『紅白』に参加していたスタッフが明かした。 「星野さんは、楽屋からNHKホールへ移動するときも表情が暗く、笑顔は一切ありませんでした。今回の曲変更に気持ちが落ちていたようにうかがえましたね」 不本意な形で本番を迎えた星野。彼なりのメッセージが込められていたのだろうか。 「今回の『ばらばら』という楽曲には《絶対に同じ考えの人はいない》《ひとつにならなくてもいい》という星野さん自身の考えが反映されている曲です。そんな曲の意味と、今回の批判が殺到したことによる楽曲変更に至る背景にはリンクするものがあります。 一方で、楽曲に関わる関係者の過去の騒動がここにきて思わぬ形で影響してしまった悔しさもあるでしょう。罪のない曲への複雑な心境も少なからずあったのは想像できます」 星野から“あなたへ”届けた想いは、かなり強いものといえそうだ。