川村昌弘が手首の故障で休養へ 欧州ツアーの公傷制度利用「今は上を目指せない」
手首痛に端を発し、最近は考えることが多くなった結果、体調が悪くなる週も増えました。不思議なもので、ひとたびスタートティに立つと集中してゴルフができるんです。それがホールアウトするとまたダウンしてしまうような日が頻発していました。 もっと早く決断しても良かったかもしれません。今シーズンはずっと好結果がなかなか出ないこともあって、離脱は今の状況から自分が逃げたり、あきらめたりするようで、なかなか踏ん切りがつかなかったのが正直なところです。 まずは手首を治す方法を探る時間を作りたい。手術をすべきか、あるいは別の治療法にトライするのか。今回のことをきっかけに、他の身体の部分のことを本格的に調べてみようという気持ちにもなりました。復帰時期の期限は設けず、腰を据えて回復に努めたいと考えています。
今後についての相談をするために、ツアーの本部もあるロンドンにやってきました。ラッキーなことにウェントワースの会場には手首のスペシャリストといわれる先生もいて、精密検査を受け、治療の方向性に関してアドバイスをもらったところ。メンタルヘルスのカウンセラーに会うこともでき、約1時間話し込んできたばかりです。長年過ごしてきたツアーに、こんなサービスがあるなんて知りませんでした。 お休みは、カムバックするための充電期間。コンディションを整えてもう一回、上を目指せる状態でツアーに帰ってきたいと思います。