ソン・フンミン、ベンタンクールによる“涙の謝罪”を告白…改めて人種差別騒動の和解を強調
トッテナムに所属する韓国代表FWソン・フンミンが、自身に対して人種差別表現を行ったウルグアイ代表MFロドリゴ・ベンタンクールとのやりとりを明かした。25日、イギリス紙『デイリー・メール』が伝えている。 ベンタンクールは今年6月、母国のテレビ局『CANAl 10』内の人気番組『Por La Camiseta』に出演。ユニフォーム交換に関する話題を振られた際、「彼らは皆顔がそっくりだから、(渡すユニフォームは)ソニー(※ソン・フンミンの愛称)の従兄弟のものかもしれないよ」と発言した。このコメントがSNS上で広まり、ベンタンクールは大炎上。人種差別的な発言だとして、各方面から非難を浴びた。 その後、ベンタンクールは自身のインスタグラムでソン・フンミンに謝罪。韓国代表ストライカーも謝罪を受け入れたことで、事態は収束するかに思われた。しかし、ベンタンクールの行動を問題視したFAが声明を発表。FAは「ロドリゴ・ベンタンクールはメディアのインタビューに関連した不正行為により、FA規則E3違反の疑いで告発された」と明かし、最大12試合の出場停止処分が科される可能性が浮上している。 そんななか、ソン・フンミンが改めて今回の騒動について言及。「FAの手続きがあるので、現時点では多くを語ることはできない」と前置きしつつ、「ロドリゴのことは大好きだよ。彼が加入して一緒にプレーするようになってから、いい思い出がたくさんある」と良好な関係性を強調した。 また、「彼はそれを理解し、その後すぐに謝ってきた。僕たちは休暇中で僕は家にいた。彼が長いメッセージを送ってきたとき、僕は何が起こっているのかさえ気づかなかった。彼の心からのメッセージだと感じたよ」と当時の様子を説明。続けて、「プレシーズンに戻ってきたとき、彼は本当に申し訳なさそうにしていた。公の場で、そして個人的にも謝ってきたときには泣きそうになっていた。彼は本当に申し訳なく思っているようだった。僕たちはみな人間であり、過ちを犯し、そこから学ぶものだ」と述べている。
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