アークテリクスの定番シェル「ソラノ フーディ」のダウンジャケットが新登場! スペックや着心地を徹底解剖
ーよく見ると、部位によって素材が違うようですが。 ボディと袖には、GORE-TEX WINDSTOPPER®を採用し、耐風性と耐水性、透湿性を担保しています。 一方、脇下やサイドのパネルには、ストレッチ性、通気性、防風性、はっ水性のあるソフトシェル生地「Fortius™ 1.0」を配置しています。 2つの生地を使い分けることで、動きやすさと通気性を高めています。
ーすっきりとしたシルエットも「ソラノ フーディ」譲りです。ぱっと見だと、ダウンジャケットのように見えません。 ダウンパックを内側に配しているため、ダウンジャケットとはとは思えないほどすっきりしています。ただ、これは単なるデザインではないんです。表側に凹凸をつけないことで、バックパックを背負った際の摩擦の軽減など様々なダメージを防ぐことができ、永く着用いただけます。 立体的なフォルムも同じ。人体の曲線に合わせたパターンを使うことで、動きやすさを高めます。こうした立体的なフォルムは、無駄な生地を削ぎ落すことで軽量化にもつながります。 アークテリクスのミニマムなデザインメソッドや立体的な構造は、すべて行動をスムーズにするための機能なんです。
ーシンプルなデザインには意味があるんですね。では、保温性について教えてください。 インサレーションはグレーグースダウンです。750フィルパワーのダウンなので、冬場のアウトドアにも十分対応できます。ただ、インサレーションはダウンだけではないんです。 ーそうなんですか? 保温が必要なアームと胴部分にはダウンを、襟や袖口、脇下といった水にぬれやすい部分には、速乾性、通気性に優れたプリマロフト合成素材を配しています。これはダウン・コンポジット・マッピングというブランド独自のシステムです。
ーまさに適材適所を徹底しているわけですね。ディテールはどうですか? 目立ちませんが、ジップで開閉できる胸ポケットと左右のハンドウォーマー、内ポケットを装備しています。袖口にはすき間風が入り込むことを防ぐカフガスケットをあしらいました。ダウン入りのフードはコードでサイズの微調整が可能です。