【阪神】「梅野隆太郎の0.25ミリ」バットの中間部細くし、振り抜きやすく「試行錯誤しながら」
梅野の0・25ミリ!阪神梅野隆太郎捕手(33)が5日、大阪市内で「SSKアドバイザリースタッフ会議」に出席。来季は、今季使用していた従来モデルのバットに加え、そこから中間部分を0・25ミリ細くした新バットを試用することを明かした。 「1年間やってみて、試行錯誤しながら。もう少しヘッドが走ったらいいなとか、来年こういうポイントで少しでも打てたらいいなというところで」 目に見えないわずかな差にもこだわる。今季は95試合に出場し、打率2割9厘、15打点。本塁打は16年以来8シーズンぶりに0に終わった。死球による離脱で72試合の出場にとどまった昨季を除くと、直近5年間で打率、打点ともに最低だった。新相棒はバットの中間にあるテーパー部を0・25ミリ細くし、よりヘッド部分に重心を持たせる。ヘッドを走らせ、振り抜きやすさを追求した。現在使用している従来モデルとともに新たに試していく。 打力アップへ貪欲だ。来季プロ12年目を迎えるチームの野手最年長。来季の目標には「キャリアハイ」を掲げている。さらに個人成績に加え、チーム打撃も意識。11月25日の契約更改の際には「打率やチャンスメークするときはして、(走者を)かえすときにはかえせるような。最低限だけど最高の仕事をできるようにやっていきたい」と力を込めていた。新たな相棒とともに、チームを勝利に導く一打を放つ。【村松万里子】 ○…梅野はバットに加え、新たなキャッチャーミットも加わった。今季から内部の中指と薬指の部分を固定するための「ユーループ」を施した新仕様のミットを練習で使用していた。手のフィット感が上がるメリットがあり、特許も取得。今季1年間、練習でなじませ、来季からは試合で本格的に使用する予定であることを明かした。