ダニ・オルモ&パウ・ビクトルを失ったバルセロナ、コパ初戦で4部チーム相手に4-0快勝…レヴァンドフスキが2発
バルセロナは4日にスペイン国王杯(コパ・デル・レイ)ベスト32、アウェーでのバルバストロ(スペイン4部)戦に臨み、4-0の快勝を飾った。 バルセロナの今季コパ初戦は、昨季もベスト32で対戦したアラゴン州ウエスカに拠を構えるバルバストロ。昨季、チャビ前監督率いるチームは想像以上の苦戦を喫して、主力選手たちを途中出場させながら3-2の辛勝で試合を終えた。公式戦ここ9試合でわずか3勝しか挙げられずラ・リーガでは首位から陥落し、さらにダニ・オルモ&パウ・ビクトルの登録問題(ラ・リーガ&スペインフットボール連盟は同日、選手登録を認めないことを発表)に揺れるフリック現監督のチームにとっても、油断禁物の一戦である。 ドイツ人指揮官はGKシュチェスニー(加入後初出場)、DFクンデ、アラウホ(6カ月の戦線離脱後ついに復帰)、イニゴ、ジェラール、MF後列フレンキー・デ・ヨング、エリック・ガルシア、前列パブロ・トーレ、ペドリ、フェルミン、FWレヴァンドフスキと多数の主力を含めてスタメンを組んでいる。 前半、立ち上がりからボールを保持したバルセロナは、今回は接戦に持ち込ませずゴールを重ねていった。先制点を決めたのは21分のこと。F・デ・ヨングのCKをファーサイドのアラウホが中央に折り返し、エリック・ガルシアがヘディングでネットを揺らしている。 バルセロナはさらに32分、右サイドのフリーキックからレヴァンドフスキが加点。パブロ・トーレが放った高精度のクロスにポーランド代表FWが頭で合わせると、ボールは空中戦を競り合ったバルバストロDFの肩に当たってから枠内に収まった 2点リードで前半を終えたフリック監督は、ハーフタイムにペドリとの交代でガビを投入。迎えた後半、バルセロナは47分にレヴァンドフスキが再びゴールをかっさらう。パブロ・トーレの浮き球から最終ラインを抜け出すと、右足のグラウンダーのシュートを決め切っている。 バルセロナはさらに57分、高精度のキックで強烈な存在感を放つパブロ・トーレが、GKアルナウのパスをカットして自らゴール。リードを大量4得点とした。フリック監督はその後、イニゴ、レヴァンドフスキ、クンデ、パブロ・トーレを下げてクバルシ、アンス・ファティ、セルジ・ドミンゲス、トニ・フェルナンデスを投入。終盤、5000人の観客の後押しを受けて、意地の攻撃を見せるバルバストロに苦しむ場面もあったバルセロナは、追加点を奪えず、しかしながら無失点も維持したまま試合終了のホイッスルを迎えている。