NISMOブランドが誕生40周年を迎え、さまざまなイベントを開催
日産のモータースポーツ業務を専門に行なう会社として1984年に誕生
2024年9月17日、日産自動車と日産モータースポーツ&カスタマイズはNISMOブランドが誕生40周年を迎えるあたり記念式典を開催した。またこれにあわせて、日産グローバル本社ギャラリーでNISMO車両の特別展示を行うと同時に40周年記念サイトを開設、12月1日には富士スピードウェイにおいてNISMOブランド40周年をテーマとした「NISMO Festival at Fuji Speedway 2024」が開催される。 【写真はこちら】12月1日には富士スピードウェイで「NISMO Festival at Fuji Speedway 2024」を開催(全10枚) 日産ファンの間で“NISMO” ”ニスモ“として親しまれている『ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル株式会社』は、その名のとおり日産のモータースポーツ業務を専門に行なう会社として、1984年9月17日に東京・大森に誕生した。 1984年以前は、日産追浜工場にあって各種モータースポーツ車両開発といわゆるワークス活動を行なっていた日産自動車 特殊車両実験課(通称:追浜ワークス)と、日産車でモータースポーツを楽しむ競技ユーザーのためのスポーツパーツの販売やユーザーサポートを行なっていた日産自動車 宣伝三課大森分室(通称:大森ワークス)という、ふたつの組織が日産のモータースポーツ活動を行っていた。NISMOはこれらを統合する形で誕生したのだった。 2022年4月には、同じく日産の100%子会社の『株式会社オーテックジャパン』と経営統合し、『日産モータースポーツ&カスタマイズ株式会社』のNISMO事業所として新たな一歩を踏み出した。 現在では、モータースポーツだけでなく、日産車のカスタマイズパーツやコンプリートカーの開発・販売、そして各種イベントなども行い、自動車を核に日産ファンの様々なニーズに応えている。
独自性にあふれる革新的な技術で「次の40年もワクワクを提供」
そんなNISMOが9月17日に40周年を迎えたが、NISMOは「他のやらぬことを、やる」という精神で、40年間、過酷でエキサイティングな世界のモータースポーツの場でライバルと競い合い、独自性にあふれる革新的な技術を鍛えてきた。そして、現在においても、フォーミュラEやスーパーGTなどのレースシーンで活躍しつづけるとともに、レースシーンで培った経験と技術を注ぎ込んだNISMOロードカーシリーズを世に送り出している。 日産モータースポーツ&カスタマイズ(NMC)の片桐隆夫社長は、40周年の式典で 「モータースポーツの領域においてNISMOは、新シーズンから本格的に日産の電動化技術が織り込まれる予定のフォーミュラEに加えて、スーパーGTなどで取り組みを開始しているカーボンニュートラル燃料のレーシングカー開発も続け、今後のモータースポーツの発展に貢献すると同時に、車を通じたエキサイトメントを追求していきます。また、多くのお客さまに御支持いただいているNISMOロードカーに関しても、間もなく欧州で発売予定のアリアNISMOを皮切りに、グローバルにおけるNISMOラインナップを広げていく予定です。40年を支えてくれた関係者の皆様に感謝すると共に、次の40年もワクワクを提供していきたいと思います」と語っている。 日産グローバル本社ギャラリーでは、10月15日まで、NISMOのモータースポーツを象徴するレーシングカーやNISMOコンプリートカーなどを展示する「NISMO 40周年記念特別展示」を開催。12月1日には富士スピードウェイでNISMOブランド40周年をテーマとして「NISMO Festival at Fuji Speedway 2024」が開催される。 また、NISMOの40年の軌跡を紹介するコンテンツを掲載した「NISMO 40周年記念サイト」https://www.nismo.co.jp/nismo_40th/が開設されている。
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