8戦未勝利のパレス、グラスナー監督は“運命の4試合”へ…解任の場合は3名が後任候補?
クリスタル・パレスを率いるオリヴァー・グラスナー監督に解任の可能性が浮上しているようだ。22日、イギリス紙『ガーディアン』が伝えている。 かつてフランクフルトを2シーズンに渡って指揮し、日本代表MF鎌田大地や元同国代表MF長谷部誠氏とともにヨーロッパリーグ(EL)制覇を成し遂げたグラスナー監督は、今年2月にクリスタル・パレスの指揮官に就任。就任後のリーグ戦13試合を7勝3分3敗という好成績を残すなど初挑戦のプレミアリーグで手腕を発揮し、チームを15位から10位まで浮上させた。 しかし、フランクフルト時代の“教え子”である鎌田を獲得し、さらなる躍進が期待された今シーズンは厳しい戦いが続いている。カラバオカップでは4回戦進出を決めたものの、8試合を消化したプレミアリーグでは3分5敗の18位に低迷。ここまで5得点11失点と攻守のバランスを欠いており、直近は3連敗を喫している。 こうした現状を受け、クラブ内部ではグラスナー監督解任の可能性が議論されているという。報道によると、同監督の進退は11月のインターナショナルウィーク前の試合結果によって決定する見込みとのこと。今週末のトッテナム戦を皮切りに、アストン・ヴィラ、ウルヴァーハンプトン(ウルブス)、フルアムと対戦する4試合が、グラスナー監督の運命を決する重要な意味を持つこととなりそうだ。 なお、グラスナー監督の解任に踏み切った場合には、かつてブライトンやチェルシーを率いたグレアム・ポッター氏、昨シーズン終了までウェストハムを指揮していたデイヴィッド・モイーズ氏、今夏のEURO2024終了後にイングランド代表監督を辞任したガレス・サウスゲート氏の3名が、後任候補としてリストアップされる可能性が高いと報じられている。 就任からわずか8カ月で窮地に立たされることとなったグラスナー監督。今後のクリスタル・パレスの戦いに注目が集まる。
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