OpenAIの次期最強モデル「o3」、人間を超えて超人レベルに進化
これで生活は変わるの?
「人間レベルに到達した」と報じているメディアもありますが、これはARC-AGIの結果にのみ着目した見出しであって、こうして全体を見回すと、数学チャンピオンに挑んだこともない並みの人間としては、とっくの昔に抜かれてるじゃん!と脱帽するばかりです。 もちろん正式リリースになるまで実物に触れられる人はとても限られているので、多角的な検証を経ないと迂闊なことは言えませんが、この結果が本当なら、人間並みに自分で考えて指数関数的に進化するAIの誕生となり、経済的な影響は計り知れません。 AGI自体の能力を計測する新たなベンチマークも必要なら、人知のおよばない進化をどう規制するのか、真剣に話し合わなければならなくなるでしょう。 全員が全員、こうしたレベルでAIを使いこなせているわけではないし、こうしたレベルで使いこなすには処理能力も必要。そのぶん月額使用料も高くつきます。みんなの生活がどの程度変わるかは、出てみないことにはわかりませんけどね。 o1発表を皮切りに推論モデルの分野にはライバルも続々進出しています。DeepSeekは11月に「DeepSeek-R1」をローンチしましたし、12月19日にはGoogleも「Gemini 2.0 Flash Thinking Experimental」を発表。Alibaba傘下のOwenも「o1のオルタナティブ」と称して「QwQ」でレースに参戦です。まあ、Googleの長い名前の競合AIに関してはまだ「Strawberryという単語にRは何個あるの?」という質問に「2」と答えたりしているようだけど…。 o3の実力、気になります。 Sources: ArsTechnica, The Conversation
satomi