<「光る君へ」の足跡>視聴者にとっても“愛すべき弟” ショッキングだった“突然の別れ” 姉思いな惟規を好演し続けた高杉真宙
さらにショッキングだったのが、39回「とだえぬ絆」で訪れた“突然の別れ”。
同回で惟規は、まひろの娘・賢子の「裳着の儀」を見守ると、父・為時と共に為時の新しい赴任地の越後へと向かうが、途中、体調が急変。何とか越後の国府へとたどり着いた惟規だったが、「都にも、愛しい人がたくさんいるゆえ、何としても生きて帰りたい」と歌に残しながらも、力尽きてしまう。
惟規の辞世の歌を受け取ったまひろは涙し、乳母として、幼いころから惟規を溺愛してきたいとが、泣き崩れて嗚咽を漏らしたが、いと役の信川清順さんは惟規について「やっぱりすごく人に愛されていて、人を愛していた方」と位置づけ、その死を「すごくありえないっていうか。ショッキングすぎる出来事」と悲しんだが、視聴者も同じ気持ちだったのではないだろうか。
「光る君へ」最終回「物語の先に」は、12月15日に15分拡大で放送。