ソフトバンクの福山アマスカウトチーフ（左）宮田アマスカウト（右）から指名あいさつを受けたドラフト4位の早実高・宇野（中）

　ソフトバンクからドラフト4位指名を受けた東京・早実高の宇野真仁朗内野手（18）が28日、東京都国分寺市の同校で指名あいさつを受けた。母校の偉大な先輩の王貞治球団会長も「楽しみが増えたね」と後輩に期待を寄せており、ホークスの未来を担うべく新たな舞台で躍進を誓う。 ■西武、巨人のドラ1投手…大量15人が戦力外に【ソフトバンク戦力外通告一覧】 　この日、同校を訪れた福山龍太郎アマスカウトチーフがドラフト会議当日の様子を明かす。福山チーフは王会長の隣に座っており「宇野（の指名）をいきます」と話すとにっこりと笑ったという。「王会長はもちろん、みんなに平等な方なんですが、やっぱり母校の後輩になると顔の緩みようがね、本当にすごく印象にありますね」と言う。当日の様子を伝え聞いた宇野も「会長が喜んでくれている、期待してくれているということを聞き、本当に頑張らないとなと思った」とあらためて身が引き締まった様子だ。 　千葉県出身で、走攻守三拍子そろった遊撃手。高校通算64本塁打を放ったほか、先を見据えて今春から木製バットを使用するなど高い意識を備える。当初からプロ志望一本というわけではなかったが「1年後にどの道に進むにしろ、野球を続けるなら使うもの。それ（木製バット）を使ってシーズンを通すことは大きなことになると思って使っていた」と高い意識で努力した。日本が準優勝したU18アジア選手権（9月・台湾）では、一塁手でベストナインに選出されるなどユーティリティー性も高い。 　同世代には多くのライバルがひしめく。巨人1位の埼玉・花咲徳栄高の石塚裕惺内野手、西武1位の石川・金沢高の斎藤大翔内野手も遊撃手。ソフトバンク5位の愛知・愛工大名電高の石見颯真内野手も同じポジションだ。特に石塚は代表チームでともに戦い面識もあるといい「本当に刺激になる。しっかり頑張りたい」と決意を込めた。 【#OTTOホークス情報】