元手65万円から資産150億円!カリスマ個人投資家・片山晃が2025年注目する2銘柄・セクター「2024年は日本株にとって大きな転機となる一年だった」
片山晃が2025年注目する2つのセクター
・空運 円高原油安メリットと言えば一番に思い浮かぶのはやはり空運です。インバウンドの好調で国際線は伸びていますが、日本からの出国者数はコロナ前の7割に満たない低空飛行が続いており、海外旅行は完全に高嶺の花となってしまった感があります。しかし、生活の余裕さえ取り戻せればまた行きたいと思っている人は多いはずで、最後に残されたペントアップデマンドとしての海外旅行に注目しています。 ・ホテル こちらもインバウンドが絶好調で、この秋から単価上昇が一段と加速しているデータがあります。建設費の高騰と人手不足でホテルのキャパシティ増加は過去の予測に比べて緩慢になると見られており、予想以上に良好な需給が継続する可能性が出てきています。インフレやインバウンドに対応してダイナミックプライシングにより常に価格転嫁が行われるところが魅力的で、新規物件の供給が限られる中、既存施設の生み出すキャッシュフローの増大にはもっと着目されてよいのではないかと思います。 その他の消費関連にも幅広く機会はあると見ていますが、人手不足と人件費の高騰は継続的な課題ですので、選好順としてはメーカー>小売と考えています。月次情報が良くてもコスト負けして利益が思ったほど出ていないというケースも出てきていますので、そのあたりにも気を使いながら各社の決算動向を見て投資していくことになるでしょう。
片山晃が2025年注目する2つの国内株
最後に、個別で面白いと思っている銘柄も簡単に紹介します。 ・ニッパツ(5991) 売上の大半は自動車関連ですが、全体の13%でしかないハードディスク向けサスペンションが営業利益の50%を稼ぎ出しており、その他の部門も合わせれば営業利益の70%以上が自動車以外からの収益で構成されています。データセンター向けのニアラインと呼ばれるハードディスクの需要は急増しており、当社は重要部品であるサスペンションで50%以上のシェアを握ります。この2Q決算ではサスペンションの営業利益が前年同期比+836%と大幅に伸びましたが、来春には世界3位だったメーカーの事業撤退が決定しており、更にシェアが高まることが予想されます。 ・サイバーエージェント(4751) ネット広告とゲームの会社というイメージが強い同社ですが、この1年でIPカンパニーを目指す方向性が明確に打ち出されており、関連企業を相次いで取り込んでいます。ABEMAという国内屈指のメディアパワーを有しており、ウマ娘に続くヒット作を生み出すことができるかが注目されます。
片山晃
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