元手65万円から資産150億円!カリスマ個人投資家・片山晃が2025年注目する2銘柄・セクター「2024年は日本株にとって大きな転機となる一年だった」
2025年の投資環境を左右する最大の要素は、日本の政治環境
このように企業と家計は大きく変わったのが2024年ですが、ここからもう一段の高値を目指していくにはもう一つの要素が噛み合うことが不可欠でしょう。それが政策です。 2025年の最大の焦点は日本の政治環境ではないかと考えます。ここに関しては私は素人ですし、確たる持論があるわけではないので詳細にお話することは控えます。ただ、米国株が夏からこれだけ上昇し、為替も再び円安方向に来ているのに日本株が依然としてレンジ内に留まっている要因は、もはやそこ以外には考えにくいのではないでしょうか。夏の選挙に向けてどのような動きが出てくるか、今まで以上に政治関連の動きには注目していく必要がありそうです。 1年後の予測なんかにはほとんど意味はなく、実際には刻一刻と変わっていく情勢に対応しながら読みを変えていくのが私達の商売であるという前提を置いた上で、現時点では2025年は内需株に期待を寄せる年になると見ています。
家計はこれ以上ないほど苦しんでおり、国民の不満や怒りはかつてないほど高まっている
昨年の今頃は、ドル円が151円から142円まで下落したところで、ついに円安は終わった、ここからは円高メリットだと大多数が予測していた記憶がありますが、それは無惨にも裏切られ、162円までの円安によって内需は更に痛めつけられることになりました。長引く外部環境の悪化によってもともと主要先進国中で首位だった日本のエンゲル係数の上昇はとどまることを知らず、家計はこれ以上ないほど苦しんでおり、国民の不満や怒りはかつてないほど高まっていることを感じています。 これに対応する形で減税や経済対策が目下議論されており、足元の実質賃金の伸び率も過去2年の深いマイナスからは改善してプラス圏への浮上が目前というところまで来ています。日銀の金融政策には不確実性が残されているものの、為替も昨年ほどの急速な円安は想定されず、原油の需給は大幅な悪化が見込まれているので、外部環境の厳しさは昨年の夏場が流石にピークだったと見ていいのではないかと思います。 そういうわけで、これまで散々に抑えつけられてきた日本の内需も、いくらなんでもこれ以上悪くなりようがないところまで来たのではないかというのが私の見立てです。また、外需の大型株でチャートが悪くなっているものが目立つようになっていることも判断材料となります。注目セクターをいくつかピックアップしました。
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