【若駒ピカイチ】マディソンガールはきらりと光る末脚の持ち主 姉は3冠牝馬リバティアイランド
◆マディソンガール(11月30日、京都新馬、芝1800メートル)=栗・中内田、牝、父キズナ、母ヤンキーローズ、母の父オールアメリカン 《戦評》3番手で追走。レースが動いた3、4コーナー中間地点のペースアップに対応し、抜群の手応えで直線へ。満を持して追い出されると、大きなストライドで、先に抜け出した2着馬を楽に差し切った。 《血統》半姉に3冠牝馬リバティアイランド(父ドゥラメンテ)など、牝系には活躍馬が多い。父キズナ×母の父南半球産馬の組み合わせからは、皐月賞馬ジャスティンミラノが出ている。 《将来性》川田騎手は「じっくり長い時間をかけて育ててきました。その効果があって、いい内容で初戦を終えられました」と振り返った。ラスト3ハロン33秒0は同舞台の2歳戦史上最速。残り5ハロンから一度も減速しない加速ラップを差し切った脚力は高く評価できる。順調にステップアップできれば、GⅠを十分狙える器だ。(吉田桜至郎)