「スマホに紙の会員証やポイントカードも取り込める」 Androidのウォレットアプリを大活躍させる裏技
ここに取り込んでおくと、ポイントカードを呼び出して店舗でスキャンしてもらったあと、支払いに使いたいカードを表示してタッチ決済で支払いをすることができ、流れがスムーズになる。取り込み方は複数あるが、まずは「ウォレットに追加」をタップして、選択肢の中からポイントカードを選択する。 次に、例えばdポイントカードの場合、dアカウントでログインして画面の指示に従っていけばポイントカードが取り込まれる。楽天ポイントカードの場合は、ポイントカードそのもののバーコードをカメラでスキャンして取り込む仕組みだ。対応している航空会社の搭乗券なども、取り込むことができる。
また、紙やオンラインで発行されたQRコード、バーコードをウォレットに取り込んで管理することもできる。メールやアプリで発行されたQRコードはもちろん、会員証などを写真で撮ってからウォレットに取り込めば、ここで一元管理することが可能になって便利だ。 手順は次のとおり。ウォレットを開き、「ウォレットに追加」ボタンをタップしたあと、「写真」を選択する。すると、Google フォトが開くので、該当するQRコードやバーコードの画像を選択。後は名前や説明を付け加えれば、簡単にウォレットに登録される。必要になったときにスクリーンショットやメールからいちいち探すより素早く呼び出せるため、覚えておくといいだろう。
■海外の交通系ICも登録できる 先に述べたように、NFCによるタッチ決済は海外で普及しており、公共交通機関の一部もこれを採用している。日本国内限定のFeliCaを使ったサービスとは異なり、グローバルで利用できるのは魅力的だ。海外旅行、海外出張の際に活躍する。 利用が進んだ国では、ほぼスマホだけで支払いが済んでしまうこともある。実際、筆者が2月にスペイン・バルセロナを取材のために訪れた際には、現金は1ユーロも使わなかった。一部金額によってはカードが必要なケースもあったが、スマホだけで済むことのほうが多い。5月にアメリカ・カリフォルニア州マウンテンビューを訪れたときも、NFCのタッチ決済だけでほとんどの支払いができた。