【固定費の節約】妻から「節約して」「スポーツ番組のサブスクを解約して」と言われます。サブスクと節約を両立させる方法はありますか?
現在サブスクは、便利なサービスとして私たちの生活に浸透しつつあります。動画や音楽、漫画などのサブスクを利用している方も多いのではないでしょうか。定額で一定期間好きなだけ利用できるサブスクは、一見するとお得であるように思えるでしょう。 しかし今回のケースでは、夫がスポーツ番組のサブスクをお得に思うのとは反対に、妻はそう思っていない、ということのようです。本記事では、サブスクと節約を両立させる方法があるのかどうかを解説します。
サブスクサービスの利用実態/月額費用は3000円未満が最多
ナイル株式会社(東京都品川区)が運営するアプリ情報メディア「Appliv」が、2024年2月に10~60代の男女605人を対象として行った「サブスクリプション型サービスの利用実態に関するアンケート調査」によれば、約半数の50.6%の人がサブスクリプション型サービスを利用した経験があるとのことです。 その中で最も多かったのは、「動画配信」でした。また、継続率が高いサービスは「旅行・ホテル」がトップで、「動画配信」が続きます。 平均して2.3個のサブスクリプションサービスを利用し、月額費用は3000円未満が最も多いようです。さらに、約7割の人がサブスクリプションサービスの解約を検討した経験があるとのことです。
サブスクリプションサービス解約の主な理由は節約のため
サブスクリプションサービスの解約を検討した人の主な理由は、「節約のため」が最も多く、226人でした。次いで「利用頻度に見合わないため」が198人、「サービスを利用しなくなったため」が151人でした。この結果から、お金に関する理由が解約の主な要因であることがうかがえます。 また、解約によって節約できた年間の金額は「5000円未満」が最も多く、32.2%でした。全体の58.5%が年間約1万円以内の節約を達成しており、中には年間5万円以上の節約に成功した人もいます。 節約のためにサブスクリプションサービスを見直すことで、年間10万円以上の費用削減が可能な人もいるようです。 ■節約のために趣味・娯楽費を見直した人は約4割 ソニー損害保険株式会社(東京都大田区)が、持ち家があり、2022年以降家計管理に携わる20~60代の800人を対象に行った「家計における無駄遣いに関しての調査」によれば、最も一般的な節約方法は自炊とのことです。 「外食を控えて自炊を増やす」と回答した人は6割近くにのぼり、外食の回数を減らす方法で節約に取り組む人が多いことが分かります。次いで「日用品の節約」「食料品の節約」を挙げる人が多かったとのことです。また、サブスクリプションや定期購入の見直しについては、26.5%の人が取り組んだとのことでした。