コロナ前から冷凍食品自動販売機を考案、2年間で8000台販売した「ど冷えもん」広報部にあれこれ聞いてみた
サンデンRS広報部:商店街の方がお金を出し合ってど冷えもんを1台購入して、それぞれのお店の商品をど冷えもんで売って商店街の活性化に繋げるといった事例もあります。 複数のど冷えもんを1カ所に配置して、さまざまな商品を購入できる場所を作るケースも多くなっています。 ──ちなみに、ど冷えもんで販売したことで、売り上げが大きく上がっている商品などはあるんですか? サンデンRS広報部:例えば食品工場のそばにど冷えもんを設置したら、ものすごく売れた事例があるようです。行列ができて食品工場の人もびっくりしたみたいです。 ──それはすごいですね。元から直売所自体はあったんですか? サンデンRS広報部:もともと、工場の前に直売所がありましたが、そばにど冷えもんを設置したら反響があったと。直売所と違って、年中無休で24時間営業なところも要因になっているそうです。 ──もはや人の手で売るよりも、ど冷えもんの方がお客さんにとっては便利というケースもありそうですね。
ど冷えもんのこだわり
──ど冷えもんはさまざまな商品を販売できることが大きな魅力ですね。 サンデンRS広報部:そうですね。街中の冷凍食品自動販売機って、アイスクリームが主だったのですが、ラインナップできる商品のサイズが決まっていて、アイスクリームのサイズを自動販売機に合わせる必要がありました。ところがど冷えもんは、最大11種類の形状の商品を販売できます。 ──11種類! それはすごいですね。 サンデンRS広報部:大きい商品を入れることもできますし、小さな商品も販売できます。棚(ストッカー)を工夫することで、いろいろなサイズの商品を売れるようになった点が大きな強みです。
──なるほど。ところで、屋外に冷凍食品自動販売機を置くなんて、大丈夫なんですか? 最近の夏の暑さは尋常じゃないので、機械内の温度も上がってしまうのではないかと心配です。 サンデンRS広報部:庫内を冷やす他に真空断熱材を各所に入れることで、ど冷えもん内の温度を保持できるように対策しています。また、マイナス15度以上が90分続くと販売停止となりアラートが送られる仕組みになっています。 ──温度が保持できるのであれば衛生面も安心ですね。ちなみに、防犯対策はどうしているんですか? サンデンRS広報部:ど冷えもんはキャッシュレス決済を推奨しており、さまざまな決済方法に対応することで、防犯対策をしています。