ドジャースと277億円の5年契約に合意のスネルに「活躍したのは通算9年間で2年のみ」と米メディア警告
今オフのFA市場でナンバーワン左腕のブレーク・スネル(31)は26日(日本時間27日)、ドジャースと5年総額1億8200万ドル(約277億円)で合意。そのうち約36%の6500万ドル(約29億4000万円)が契約満了後の後払いになる。契約はメディカルチェックを経て、近日中に正式発表される。 ◆大谷翔平、妻・真美子さん『きょうも定位置』に 奥さま会【写真】 スネルはレイズ時代の2018年と、パドレス時代の昨季に2度のサイ・ヤング賞を獲得。だが、米放送局CBSスポーツは「スネルの獲得はドジャースにとって大きな戦力強化である一方、かつ破滅的なリスクでもある」のタイトルで警鐘を鳴らした。 「いいときのブレーク・スネルはすごい。2度のサイ・ヤング賞の年はWAR6・2と7・1。WAR6以上が2年もある投手などそうそういない。だが、彼の通算9年間で3番目にいいWARを知っているか? 2・2だ。3番目に多いイニング数は129回3分の1だ。オールスターは2018年の1度しか選出されていない」 さらに「昨年(実際は今年)こそスネルを象徴するシーズンだった」と、浮き沈みの激しさを表現。開幕から6試合は防御率9・51で、左太ももの故障などで2度のIL(負傷者リスト)入りしたが、復帰後は14試合で5勝0敗(チームは12勝2敗)、防御率1・23、WHIP0・78だったと紹介した。 「もちろん、3度目のサイ・ヤング賞クラスのシーズンを期待するのは納得できる。だが、そのレベルの投球を見せたのは9年間でわずか2度なのだ」とし、他の先発投手陣も故障が非常に多いと指摘。最後は「ドジャースの先発ローテは大谷、山本、スネル、グラスノーとエース級がうじゃうじゃいるが、同時にクエスチョンマークも多い」と結んだ。
中日スポーツ