ソフトバンクの「慶応3兄弟」柳町&正木&広瀬がV旅行で“飛躍の誓い” いつか3人で中軸も!
ソフトバンクの「慶応3兄弟」こと柳町達外野手(27)、正木智也外野手(25)、広瀬隆太内野手(23)が14日(日本時間15日)、V旅行先のハワイで“飛躍の誓い”を立てた。今季は6番、7番、8番で並んでスタメン出場を果たした。将来的には3人でクリーンアップも――。常夏の島で“未来予想図”を描いた。 慶大トリオが“ご褒美”のハワイV旅行をエンジョイしている。今季は広瀬がルーキーながら2本塁打を放つ活躍。正木がシーズン中盤から6番の座をつかみ、柳町もパワーが増した勝負強い打撃でインパクトを残した。6、7月には5試合で6~8番に並んだ。 正木「シンプルにうれしかったですね。僕は2人とも(大学時代に)かぶっているので。プロで初めて3人でやれて、一緒に頑張っていきたいと思いました」 広瀬「同じ環境でやってきたもの同士なので、その人たちとプロの世界で並んで打てるのは感慨深いものがありました」 それぞれが切磋琢磨(せっさたくま)してレベルアップし、将来的にはチームの主軸となることが目標だ。“長男”と“三男”の在籍は重なっていないものの「柳町と正木」「正木と広瀬」はそれぞれ大学時代にクリーンアップを組んできた。そんな3選手が常夏の島で慶応クリーンアップを夢見た。 柳町は自らが3番で正木が5番、4番に日本ハム・郡司が座っていた慶大時代の並びをイメージして「3番・柳町、4番・広瀬、5番・正木」とした。年下2人の理想は「3番・柳町、4番・正木、5番・広瀬」だ。広瀬は「3人で並んだら本当に慶応ではフィーバーが起きるんじゃないですか?」と目を輝かせた。 正木「今まで何とか1軍で結果を出すみたいなところで、それは来年も変わらないですけど、初めて(中軸を)狙いたいと思えるようになりました。まずは試合に出ることが壮絶な戦いになる。まだまだなので、そこを“狙います”と言える選手になれればと思います」 柳町「(今季)3人が並んで出るってなかなかないことなので。それは凄く良かったと思います。何とか自分のやりたいことが結果になったシーズン。次はフルで出てどうなるかをやってみたいですね」 まずはレギュラーを確実なものとする。今は夢だが、高い目標を掲げて各自が着実に成長を遂げていく。 (木下 大一) ▽慶応トリオが並んだ打順 スタメンで6、7、8番に並んだのは6月22日のロッテ戦が初。柳町、正木、広瀬の順だった。0―1の7回に柳町が同点の左犠飛を放ち、広瀬は1安打。同26日のオリックス戦は3人がともに安打を放った。3人が並んだのは6、7月の5試合で4勝1敗だった。