ソフトバンク・リーグ連覇、日本一奪還へ カギとなる投手力はきっちり強化【2025最新メンバーリスト】
2025年を迎えたばかりだが、新しいシーズンに向けて、すでに戦いは始まっている。ここでは首脳陣を含めた全球団の布陣を紹介する。どのチームも前年よりパワーアップしているのは間違いない。 写真=BBM ※情報は1月5日現在 チーム打率、チーム防御率の[]数字は2024年のリーグ順位 【選手データ】上沢直之 プロフィール・通算成績
【2024年成績】パ1位 91勝49敗3分、勝率.650、チーム打率.259[1]、チーム防御率2.53[1] 再びリーグを制して、日本シリーズでリベンジを果たす。“至上命題”に向けてコーチ陣も一部見直しを図り、新たに4人を加えたほか、一軍打撃コーチは1人体制に。一~四軍までを網羅するコーディネーターは倉野信次ヘッドを含め7人に増えた。 戦力強化に関しては、攻撃よりも守備。特に投手力を上げるべく、今オフも補強に乗り出した。現役ドラフトでは上茶谷大河(前DeNA)を、FAではレッドソックス傘下3Aから上沢直之を、トレードではDeNAから濱口遥大を獲得。小久保裕紀監督も「チームづくりは引き続き先発投手です」と語り、ローテーションは今季も7~8人をそろえて余裕を持って組む方針で、現時点では開幕投手の有原航平、L.モイネロ、C.スチュワート・ジュニアが内定している。残りの枠を争う競争は、昨年以上に激しさを増すことは間違いない。 正捕手・甲斐拓也の“穴埋め”も課題の一つだ。今回のFA移籍に伴う補償の行方も注目される中、1月5日現在での支配下選手の新戦力はなし。昨季、甲斐の次に一軍でマスクをかぶった海野隆司を筆頭とした競争は今までとは違った意味を持つとあって、一人ひとりが目の色を変えて挑んでいく。 補強面で大きな動きのなかった攻撃陣も、決して陣容が固まっているわけではない。現時点で小久保監督がレギュラーを明言しているのは、山川穂高、近藤健介、柳田悠岐の3選手のみ。外野は残り1枠にはなっているが、今季は柳田が負担軽減のため左翼にコンバート(代わって近藤が右翼に)するとともにDHでの起用も増えるため、そこでのアピールも重要になってくる。 また、今年も1月5日現在、支配下には6枠の余裕がある。甲斐の補償が人的となった場合には5枠となるも、50人を超える育成選手たちにとってはまずは開幕までが勝負。狭き門だが、個々にモチベーションは高まる。