【府中牝馬S】実績よりも勢いが大事 前走重賞2着と勢いに乗るコスタボニータに注目
3つのファクターから推奨馬を見つけ出す
今回は10月14日(月)東京競馬場で行われる府中牝馬Sについて下記3つのファクターを組み合わせる、コンプレックスアナライズで分析を行っていく。 【秋華賞2024 推奨馬】全28回で勝66.7%で複88.9%の強データを持つ! SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA) ・レースの好走馬及び凡走馬の共通項を探る「重要データ」 ・目には見えない上積みを探る「前走内容」 ・適性と素質を知るための「血統評価」 特別登録のあった17頭を検討対象とし、過去10年のデータを使用する。
重要データ:クラスに関わらず前走連対馬が好成績
府中牝馬SはGⅡだが、春のGⅠを走っていた馬、夏に重賞やOP・Lで活躍した馬、3勝クラスから挑戦してくる馬など、前走で様々なクラスを走ってきた馬が出走してくる。 牝馬限定戦ということもあり、重要視したいのはこれまでの実績よりも勢い。それはデータにも表れており、前走で連対していた馬の成績は【8-3-1-26】で単勝回収率309%、複勝回収率93%となっている。 前走3~5着だった馬の成績は【1-4-3-29】で単勝回収率21%、複勝回収率41%。6着以下の着順だった馬の成績は【1-3-6-52】で単勝回収率14%、複勝回収率55%と振るわない。回収率だけでなく、全ての率で前走連対している馬が好成績だ。 今回上位人気が予想されるフィアスプライドは春にヴィクトリアマイル2着の実績があるが、前走は安田記念7着。マスクトディーヴァに関しても昨年の秋華賞2着、阪神牝馬S勝ちの実績はあるが、前走ヴィクトリアマイルは3着で連対をはずしている。 【前走連対している出走予定馬】 ・コスタボニータ ・シンティレーション ・ブレイディヴェーグ
前走内容:コスタボニータの小倉記念
コスタボニータの前走は小倉記念2着。ハンデ戦で斤量は56kg。牝馬で実質的にはディープモンスターの58.5kgに次ぐハンデを見込まれていたと言える。 レースは前半5F57.6秒、後半5F58.9秒も逃げたテーオーシリウスが飛ばしたこともあり、後続馬群は前後傾ほとんどなく走っていた。 レースは早めに仕掛ける馬が多かったなか、最後まで仕掛けを待った川田将雅騎手のリフレーミングが勝利。コスタボニータ以外の掲示板内は全て差してきた馬たち。レース全体の動き出しが早かったことで、番手追走していた本馬にとっては少し厳しい流れだった。 勝ったリフレーミングとはクビ差だったことから、ハンデが違えば逆転していた可能性もある。また今年の小倉記念は勝ち時計1分56秒5のレコード。高速馬場だったこともあるが、優秀な時計であることは間違いない。 なにより本馬にとっては高速馬場にしっかり対応したことが大きい。高速馬場が予想される今回の東京競馬場も十分に対応できるだろう。昨年より勢いのあるローテで、実績ある上位人気馬たちに挑む。