全国各地の名物駅弁が大集結 ラーメンやおにぎりとコラボ…新たなファン層獲得へ
■新たなファン層獲得に向け新戦略
今回の駅弁大会では、さまざまなコラボレーションが行われている。 まずは、駅弁とラーメンのコラボ弁当だ。鹿児島県出水駅で出されている「角煮めし」に「黒豚炙り(あぶり)焼豚ラーメン」、茨城県水戸駅の「常陸牛牛べん」に「あんこう味噌ラーメン」、そして北海道の有名ラーメン店「吉山商店」が監修した「札幌油そば」と新千歳空港駅にある「美食千歳」の「かに飯」とのコラボ弁当が、いずれも16日から限定販売される予定だ。 そして沖縄県のポークたまごおにぎり専門店「がんじゅう」は、人気の駅弁とコラボしたおにぎりを販売している。長崎駅の「ながさき鯨カツ弁当」の鯨カツが入ったおにぎりや福井駅の「焼き鯖すし」の焼き鯖が入ったおにぎりなど、人気の具材だけを使ったおにぎりだ。 駅弁全部のおかずはいらない、好きなおかずだけを食べたいと言う人にお手頃な値段で食べられる魅力のコラボとなっている。こちらは今月15日までの販売となっている。 こうした戦略は若者を狙ったものだという。 年間およそ500個の駅弁を食べる駅弁愛好家の福岡健一さんは、「新幹線などは所要時間の短縮に取り組んでいて、車内で駅弁を食べる機会は減少し、若者などは駅弁に触れる機会が減り、若年層の“駅弁離れ”が進んでいる傾向がある」という。 福岡さんは「今回のような駅弁大会で、若い人に好まれる物とのコラボや興味のあるおかずに焦点を絞り、そういったものを提供する場があることが重要で、次世代のファン層の獲得につながっていくのでは」と話す。 (「大下容子ワイド!スクランブル」2025年1月6日放送分より)
テレビ朝日