有名ラーメンチェーン監修のカップ麺 再現度No.1をプロが決定 2位の『山頭火』を超えた”再現度完璧みそラーメン”【ベスト5】
「高い再現度に感動するもよし、普通のカップ麺としてクオリティの高さを楽しんでもよし。アレンジする方法もあるので、奥深く面白い世界ですよ!」 ■【画像】パッケージもレアすぎる、ファミマ限定の 『ルイージの絶叫激辛グリーンカレー味ラーメン』■ と、フードジャーナリストのはんつ遠藤氏が力説するのは、昨今、コンビニやスーパーの棚でひときわ目立つ、“有名ラーメン店の味再現”系のカップ麺。 「もともとは、行列のできる人気のラーメンチェーンの監修のもと、その味を家庭でも楽しめるよう開発された商品ですが、最近では“実店舗は行ったことがなく、カップ麺でしか味は知らない”という人が増えています」(グルメ誌編集者) そこで、本サイト編集部は、数ある再現系カップ麺から5つを厳選。はんつ遠藤氏に、その再現度を5点満点でランク付けしてもらった。 まずは5位『家系総本山吉村家 横浜豚骨醤油ラーメン』(297円=明星食品)。家系ラーメンの元祖である吉村家が監修。店舗では、豚骨と鶏の“動物系”スープに中太麺が絡むのが特徴だが。 「再現度は5点満点中、2・5。海苔は実店舗と同じく3枚ですが、全体的な再現度は低いです。ただし、豚骨しょうゆ麺として、単純にウマい。鶏油を2倍にするとお店の味に近づくかな……という印象です」(はんつ氏=以下同) 4位は『中華そば処 琴平荘 中華そば』(297円=ファミリーマート/東洋水産)。元は旅館だったのを、お客のいない冬場の半年間限定で中華そば屋を開いたのが始まりだというのが、琴平荘。 「山形県鶴岡市の本店は11時オープンなのに、7時半から長蛇の列ができる有名店。モチモチとした中太縮れ麺に、焼きあごやカツオ、ホタテの味のダイナミックさが売りですが、カップ麺では中細ストレート麺。再現度は3でしょうか。魚介の風味はしっかりと感じる一品。ラードを加えると、コッテリ度も上がって再現度が高まりそうです」
■いよいよトップ3の発表
3位は『ぶぶか 油そば』(300円=明星食品)。東京・吉祥寺からにて産声をあげ、高田馬場で早稲田の学生がブームに火をつけた油そばの老舗。再現度は4と高評価だが、その理由はメーカーとの関係にあるという。 「実は実店舗『ぶぶか』自体、明星食品が作った店。自分のところの商品をカップ麺化させているので再現しにくいわけがないんです。店でもマヨネーズで味変させて食べるのを推奨しているのですが、カップ麺でもマヨネーズを同封しているのは好印象ですね」 ちなみに、カップ油そばには、オススメのアレンジ方法もあるという。 「湯切りした湯は捨てずに、コップに注いで塩コショウで味を整えれば立派なスープに。これは普段のカップ焼きそばにも使えるテクなのでぜひ試してほしいですね」 2位は『山頭火 旭川とんこつ塩』(354円=セブンイレブン/日清)。限りなく満点に近い、4・5の評価だ。 「まろやかなスープと硬めの縮れ麺は、まさに本物。塩加減もバッチリで気軽に家で食べるにはあまりにも本格派ですね。再現にこだわりのあるセブンイレブンと、カップ麺の最大手の日清の組み合わせは、ウマさも再現度も太鼓判です」 はえある1位は『すみれ札幌濃厚みそ』(354円)。こちらもセブンと日清の商品で、再現度もお墨付き。 「完璧な再現度で、満点の5。札幌を代表するラーメン店ですが、このカップ麺を皿に移して店で提供しても分からないかもしれません(笑)。『すみれ』はセブンとも相性がいいようで、この中太麺のプルンとした食感は、店の麺そのままですね」 さらに、はんつ氏に二度おいしい食べ方も紹介してもらった。 「『山頭火~』も『すみれ~』も、スープの粉末だけでもおいしいのに、タレを加えることでさらに濃く、うまくしています。 そこで、最初はタレを少なめにして味わってから、後から濃くしていくのはいかがでしょう。味変が楽しめます。なお、『すみれ~』のタレはキュウリにつけてもうまいですよ」 人気店の監修するカップ麺は他にもたくさんある。あなたの一杯を見つけてみては? ※本文中の価格はすべて税込み
ピンズバNEWS編集部