スペインの年末年始、連日人だかりができるお店の特徴。キャラクターグッズのお店には、親子がずらり
日本ではお正月ムードが落ち着いた今、ほかの国ではどうだったのでしょうか。50代でスペインに留学しているESSEonlineライターのRitaさんによると、「スペインの年末年始は家族や友達と集まることが多く、1月6日のDía de Reyes(イエスが誕生したもとに東方の三賢者がプレゼントを持参したと言われている日)まで、祝日ムードが続きました」と言います。そんなスペインの年末年始の様子を知るべく、人がたくさん訪れたお店について教えてもらいました。 【写真】ジオラマのお店にも人が殺到
1:ホットドリンクのスタンド
スペインは駅前や公園などちょっとした広場あると冬限定のマーケットがつくられます。アクセサリー・洋服・小物…そしてよく見かけるのはホットドリンク。ホットコーヒー・ホットチョコレート・ホットミルク…日が暮れるとホットワインを売る店舗は大人気です。スパイスの効いたホットワインは、甘いものを食べながら飲むのがスペイン風。ワインスタンドの隣にはチュロス店やドーナツ店があるのもお決まりです。
2:歴史再現のジオラマがそろうお店
キリストが誕生したシーンをミニチュアで再現したものを「ベレン」と言います。精巧で表情豊かな人形が冬になるとさまざまな場所で売られて大変な混雑に。毎年買いたす家庭も多いようで、家族で相談し合う姿もよくある光景です。 博物館のように展示されている場所では、見学の順番待ちでロープがはられるほどです。大人も子どもも興味津々に長時間のぞき込んでいる姿が印象的です。
3:キャラクターグッズが売られるお店
キャラクターグッズはスペインでも人気の的。熱い眼差しで見上げておねだりする姿は、どの国の子どもたちも同じです。加えてスペインの大人たちは童心に返るのが得意。親子でおそろいのキャラクターの帽子をかぶる家族も少なくありません。 季節のイベントを家族全員で共有し、おしゃれも合わせて楽しむ姿は、大人だから…恥ずかしいから…という気持ちはゼロ。せっかくだから今を楽しまなくちゃ! という気持ちが最優先です。
4:ドライフルーツのお店
人混みやお祭りの場で必ず目にするドライフルーツ。南米の果物が多く、マンゴー・キウイ・ココナッツ…変わり種ではジンジャーやパクチーも見かけます。量り売りで「適当に詰めて!」とお願いすると、店員さんのひとつかみはゴッソリと多め! あっという間に1000円以上となってしまうので、おやつ程度の量を希望する際は「少しだけ入れて!」と伝えることが重要です。