コスプレイヤーが福岡でごみ拾い~「春の海ごみゼロウィーク2024」の一環として開催された「コスプレde海ごみゼロ大作戦!!」~
日本財団「海と日本プロジェクト」
九州最大の都市・福岡で「コスプレde海ごみゼロ大作戦!!2024春 at福岡」が、2024年6月1日に行われました。このイベントは、環境省と日本財団が2019年から実施している海洋ごみ対策を目的とした全国一斉清掃キャンペーン「海ごみゼロウィーク」の一環として開催。この日は、撮影で使用するロケーションが汚れないように日頃からごみ拾いをしている方も多いコスプレイヤーをはじめ、海上保安官、日本マクドナルドのスタッフ、そして、福岡市の百道浜(ももちはま)で生まれたサザエさんなど、さまざまな人が参加しました。 開会式では、福岡県の中村英一副市長が「この福岡市から海ごみゼロのうねりを日本、そして世界へと届けましょう。今日はよろしくお願いします」と呼びかけました。そして、「ごみを拾って、海を守るばい!」の掛け声でごみ拾いがスタート。屋台で有名な中洲周辺で、約400人が街のごみを拾い集めました。参加したコスプレイヤーは「たばこの吸い殻が見えないところにあった」と感想。また、「鬼滅の刃」のキャラクターのコスプレで参加したコスプレ環境保全活動チーム「よかeco面隊」の雷さんは「コスプレ姿でごみを拾うと目立つ。それによってごみを拾っている人がいると意識してもらうだけで、ポイ捨てをやめようという気持ちになると思う」とコスプレイヤーがごみ拾いをする意義について語りました。また、「SPY×FAMILY」のキャラクターのコスプレで参加した小学生コスプレイヤーの「よかeco面隊」のまぁちゃんは「ごみ拾いをしなくていい世界がゴールだと思います」と話しています。 この日に回収したごみの総量は、90Lのごみ袋19袋分にもなりました。環境省の国定勇人 環境大臣政務官は「(海洋ごみ問題を)解決していくためのアプローチとしては、こういった楽しんでもらえるような活動をしていくと、裾野が広がると思う」と意見を述べました。そして、日本財団の海野光行 常務理事は「海ごみになる前に海のピンチは陸で救う、そんな考えを持ちながらごみ拾いをしていくと、また違う展開も生まれると思った」と語っています。 次回の「コスプレde海ごみゼロ大作戦!!」は、9月20日~29日に設定されている「秋の海ごみゼロウィーク」期間中の9月21日に、関東で行われる予定です。
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