【陸上】田中希実「ギラギラした私を見て」日本記録持つ1500mに出場/セイコーGGP
◇セイコーゴールデングランプリ(5月19日/東京・国立競技場) 世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・ゴールドのセイコーゴールデングランプリを前日に控えた5月18日、国立競技場で前日会見が開かれ、女子1500mに出場する田中希実(New Balance)が登壇した。 国立競技場に“世界”が集結!!北口榛花、サニブラウン、田中希実、海外勢もウ・サンヒョクら豪華絢爛/セイコーGGP 日本記録(3分59秒19)を持つ田中。明日は3分台のベストを持つ選手も複数出場とあって「東京五輪以来に国内ではレベルの高い1500mになると思うので、存在感を示せれるようにしたい」と話す。 1500mは金栗記念、兵庫リレーカーニバルともに4分07秒台とアベレージは上がっているが、「今年はハマるレースに巡り会えていない」と振り返る。 それでも、「状態は悪くない感覚はありますし、去年より良い状態」。ただ、大会になると「練習か、それ以上(の力を)出すというのができていない」のが課題で「感覚を一致させるのがポイントになると思います」と明日を見据える。 セイコーゴールデングランプリは思い出深い大会で、「大学1年の時に初めて出て、長居(大阪)での3000mでした」と言い「その頃から考えたら、大会と一緒に成長してこられているのかな」と田中。コロナ禍中だった2020年には4分05秒27と、初めて日本新を出した大会でもある。 そして、国立競技場にも特別な思いがある。東京五輪1500mでは8位入賞の快挙。「同じ舞台でもあるので、あの時と同じようなギラギラした自分を見ていただけたらうれしいです」。 縁深い舞台で、今季ハマっていない“モヤモヤ”を払拭し、田中らしいレースを見せられるか。 セイコーゴールデングランプリは5月19日、国立競技場で行われる。大会の模様はTBSで中継される。
月陸編集部