<歴史に挑戦・24センバツ明豊>登録メンバー20人の横顔紹介/3 /大分
◇スイングに力強さ 平野祐次郎右翼手(2年) 大分市出身。小学生の時はハンドボールをしており、野球は中学入学後、本格的に始めた。高い身体能力は川崎絢平監督も認めるほどで、昨夏の甲子園もメンバー入りした。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 長打を放つのが得意だったが、昨秋の公式戦では結果を残せなかった。「まずボールを強く捉えることが大事」と実感し、冬はスイングの力強さと鋭い打球を放つことを心掛けてきた。 「走者がいないなら長打、走者がいれば単打で打点を稼ぎたい」 ◇広い視野で安定感 一ノ瀬翔舞投手(2年) 変化球を主体に打ち取る投球が持ち味の右腕。背番号1の野田皇志投手と共に投手陣をリードする。 昨秋の9試合で計30回を投げ、防御率0・6と安定感を発揮。山内真南斗捕手も「広い視野を持ちながら投げられる」と信頼する。 冬はボールにより力が伝わるよう、投球動作を見直した。動きの癖をなくし、体重の移動がスムーズになるよう心掛けた。 センバツでは「失点をしないこと、防御率にこだわりたい」。 ◇制球力さらに磨き 寺本悠真投手(1年) 昨秋の公式戦でも登板した1年生左腕。元々評価の高かった制球力に磨きをかけ、3月の練習試合では、厳しいコースを丁寧に突く投球で相手打線をテンポ良く打ち取った。 チーム発足直後の大会でマウンドに上がった際は「緊張して投げる時の軸足が震えた」。だが、九州地区大会を経験したことで雰囲気にも慣れ、自身の投球にも自信を深めてきたという。 初の甲子園のマウンドも「思い切って楽しみたい」。 ◇直球が武器の左腕 江下幸名投手(2年) 球威ある直球が武器の左腕投手。センバツで初めてメンバー入りを果たした。 昨年までは、追い詰められた場面で冷静さを保てない時もあったというが、制球力を身につけたことで自信を深め、「気持ちに余裕ができた」と話す。 試合の攻守交代時には常に全力疾走する。選考理由にもなった「キビキビ、はつらつとした動き」を体現する存在だ。 「堂々とした振る舞いで、楽しくプレーしたい」