エンリケ・ヘルナンデス（ロイター＝USA TODAY Sports）

　ドジャースからFAとなっている〝キケ〟ことエンリケ・ヘルナンデス内野手（33）が、自身の問題発言でペナルティーを科せられていたことを告白した。 　キケは10月11日（日本時間12日）に行われたパドレスとの地区シリーズ第5戦に勝利した後に「FOXスポーツ」のインタビューに応対。今年のチームがこれまでとどこが違うのかを問われると「これは生放送？」と聞き返した上で、放送禁止用語を交えながら「そんなの気にしないよ」と答え、インタビュアーは慌てて「ありがとうございました」と切り上げた。 　この問題シーンはSNSなどで瞬く間に拡散。MLB公式サイトの取材に「生放送で使ってはいけない言葉を使ってしまった」と謝罪していた。 　しかし、それだけでは収まらなかったようだ。18日に公開されたトークショー番組「The　Shop」で、キケは「罰金を取られたよ。もっと高額な罰金と試合出場停止処分を科されるはずだったんだけど、良い代理人と良い選手組合がいたことが役に立った。出場停止処分は免れ、罰金も少し下げてもらえた。謝罪しなければならなかったが、正直（な言葉）かどうかは五分五分だろう」と明かした。 　さらに、問題視された発言も〝本音〟だと強調した。「僕が答えたことは、心の底からの正直な答えであり、それ以外にチームを表現する方法はないと思った」と言い「答えを考えるのに時間がかかるような気がした。でも、生中継かどうか聞いたら、彼はイエスと言ったから『何か遅れ（タイムラグ）があるに違いない』と思ったんだ。（実際には）遅れはなく、僕はテレビの生放送で罵声を浴びせていた。それを批判する声も多かった」と語った。 　キケは今オフにFAとなり、ドジャースとの再契約を望んでいるが、〝お祭り男〟の今後は――。