「やったろ、と思って力入っちゃう」 ツアー復帰4戦目の森田理香子は予選落ち
スコアメークの肝になるパットも試行錯誤を繰り返している。SNSでパットに関する動画に興味を引かれ、知人を介してアプローチしたのが東京に拠点を置く「ARGOLF」。パターの製造に加え、スタジオで動作解析なども行うメーカーで、現地に出向き、グリップがシャフトの半分ほどまで締める“カウンターバランス”のタイプを入手。今週に早速投入し、初めてクローグリップも試したりもした。 「軽いパターやと、ちょっと手が動きにくい時もあるんで重いやつと思って。この形(右手でつまむ形を作って)が“クローグリップ”ていうのも(師匠の)岡本(綾子)さんに聞いて知りました」。笑いながら、新兵器投入とグリップ変更の理由を明かした。
ツアーフル参戦を目指すわけではないが、来季ツアー出場順位を決めるQTも1次(11月19日~、全国3地区)から挑むことも決めている。「試合に出て失敗して学ぶことが多い。ほんまにいい経験をさせてもらってます」。今後はリランキング66位の出場資格による繰り上がり、推薦も含めて、3試合前後の出場を予定している。 「QTまでにもっと頑張らんとあきません」。一度頂点を極めた女子プロが、自分なりのゴルフ人生を楽しむために、あれこれ考えながら頑張っている。(福岡県糸島市/加藤裕一)