RIZINバンタム級王者のフアン・アーチュレッタ

「RIZIN.45」（12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ）の前々日インタビューが12月29日、都内で開催された。セミファイナルで初防衛戦に臨むRIZINバンタム級王者のフアン・アーチュレッタ（アメリカ／THE TREIGNING LAB, HB ULTIMATE & GRACIE BARRA）が挑戦者の元王者・朝倉海（JAPAN TOP TEAM）対策への自信を見せた。 　2人は7月に王座決定戦で対戦の予定だったが、朝倉が練習中に左膝内側側副靭帯損傷のケガを負い、全治6週間の診断を受けドクターストップがかかり無念の欠場。アーチュレッタが代打出場の扇久保博正を破り王座を獲得した。今回は仕切り直しの一戦となる。 　アーチュレッタは試合について「非常にエキサイティングな素晴らしい試合になる。どうしてもやりたかった試合なので、こういう試合が大晦日にできて最高」、朝倉については「フィニッシャーでKOアーティスト。そういう相手と戦うにはいい緊張感をもってやらないといけないので、自分にとってもエキサイティングなシチュエーションですし、そういう相手を攻略するというのもチャレンジになるので、いい意味で好敵手だと思う」と評した。

朝倉海を相手に初防衛戦に臨む

　その一方で「朝倉選手の動きは非常に分かりやすくて読みやすい部分があるので、特に戦略で苦労した部分はない。どういう対策をどうやれば勝てるかはある程度見えている。後手に回す、防御に回す部分と疲労させるという部分では扇久保選手がやったこともそうだし、またマネル・ケイプ選手は違う勝ち方をしたが、ベーシックにシンプルに動くことが攻略の道筋なんじゃないかと思っている」などと朝倉対策はばっちりのようだった。 　また朝倉の一番警戒している打撃については「彼の右手は破壊力があるし数々の選手を倒してきている。ボディーへの打撃もいいものを持っているし、相手に合わせるヒザも素晴らしいものを持っている。彼は前に出てきているときが非常に強い。とにかく彼を後退させること。テイクダウンにくるかもしれないと考えさせることが彼の攻略法になると思う。彼の持っている武器をひとつひとつ封じていくのが、そういうことなのかと思っている。いずれにせよ自分は最高の試合をする準備をしてくるし彼もそうだと思う。それによって、ファンも自分も団体もみんな素晴らしいものを見られる夜になるんじゃないかと思うので、それが非常に楽しみ」などと語った。