スタイリストのオシャレ技!組み合わせ次第で食卓が映える、「手持ちうつわ」の活用術
毎日の生活の中で、ちょっとした幸せを感じることができるインテリア。好きな物に囲まれて暮らすと、日々の生活にハリが出て、楽しく過ごすことができるようです。プロップスタイリストの二本柳志津香さんの著書『好きなものと上手につき合うインテリア』(主婦と生活社刊)には、日常のちょっとした工夫で今の生活をランクアップできるコツが満載。今回は、二本柳さんの紹介するテクニックの中から、誰もが持っているうつわを使った食卓コーディネートをご紹介。手持ちのうつわのポテンシャルが上がり、今よりもっと食卓を楽しむことができますよ。 【写真8枚】家にあるうつわを使った食卓コーディネート例を写真で見る。ちょっとのアイディアで食卓が華やかに!
手軽なメニューも華やかになる組み合わせ
日本で初めて食器のスタイリング資格「テーブルウェアスタイリスト」を創設した二本柳さん。ご実家は和菓子店で、彼女の祖父は、茶道の先生からの依頼でうつわに合わせて手描きの図案を起こして和菓子を製作していたことがあったのだとか。 彼女も御用聞きで同行し、その時子どもながらうつわの魅力にひかれ、25歳からはうつわのスタイリングの仕事も始めるようになったそう。そんな二本柳さんは、「うつわの組み合わせはちょっとしたルールを守れば、自由に組み合わせを楽しんでいいもの。新旧のうつわのマッチングもお互いの新しい魅力を引き出してくれる方法ですよ」とうつわの可能性と奥深い魅力について語ってくれました。
ふた付きの漆器×スイーツ
お正月などのハレの日はもちろん、日常使いにも重宝する漆器のお椀。一見、骨董の漆器はお手入れが難しく見えますが、漆器は修復できるものなので、二本柳さんはしまい込まずにドンドン使うようにしているそうです。お椀は、汁物はもちろん、さまざまな料理やスイーツが楽しめます。 「ふた付きの漆器を出せば、“何が出てくるんだろう”とワクワクする相手の顔が楽しめますよ」(以下「」内、二本柳さん)
そば猪口×カラフル野菜
染付の侘びた趣のうつわに色鮮やかな野菜が映えること! 「夏には氷を底に敷き、野菜スティックを入れています。染付の藍と白の組み合わせはさわやかでありながら、手描きの絵付けにはあたたかさも感じられ、オールシーズン大活躍します」