【MLB】 カブスがサヨナラ勝ち 今永が10Kの快投 鈴木が9回に同点打 カブスのレジェンド左腕も今永を絶賛
【ダイヤモンドバックス1-2×カブス】@リグレー・フィールド
日本時間7月22日、カブスは今永昇太、鈴木誠也の両日本人選手の活躍で連敗を止めた。2対1でサヨナラ勝ちしたカブスはダイヤモンドバックス3連戦のスイープを回避。7回1失点10奪三振の好投を見せた今永は勝ち負けこそ付かなかったが、防御率を2.86に下げ、通算100奪三振を達成した。鈴木は1点ビハインドの9回に同点タイムリーを放ち、10回のサヨナラを呼び込んだ。カブスの4番手ヘクター・ネリスが8勝目(2敗)。ダイヤモンドバックスの4番手ジョー・マンティプライに2敗目(3勝)が付いている。 【動画】 カブス・今永の好投(MLB.comより) ダイヤモンドバックスがブランドン・ファート、カブスが今永昇太の両先発で始まったこの試合は投手戦に。今永が7回2安打10奪三振1四球、失点は7回一死から5番エウヘニオ・スアレスに浴びた11号ソロだけの好投を見せると、ファートはそれを上回った。7回を1四球7奪三振、安打はわずか1(2回一死から許したクリストファー・モレルへの単打)。痺れる投手戦の末、薄氷のリードを手にしたダイヤモンドバックスが今日も逃げ切り、3連勝でスイープを飾るかにも思われた。 しかし、ダイヤモンドバックスは9回を託されたジャスティン・マルティネスに、後半戦3連投の疲れが見えた。マルティネスは先頭に二塁打を許すと、一死3塁から3番鈴木誠也にセンター前タイムリーを献上。カブスに土壇場で試合を振り出しに戻されてしまう。勢いづいたカブスは10回、一死満塁から1番ニコ・ホーナーが押し出し四球を選んでサヨナラ勝ち。連敗を止め、後半戦初勝利を手にした。 カブスの今永はキャリアハイの10奪三振を記録した。勝ち星には恵まれなかったが、カブスはこれで今永先発時に14勝目。先発したときのチーム勝率(12先発以上)は、今永の14勝4敗・勝率.778がメジャートップだという。今日、地元放送にゲストとして訪れていたレジェンド左腕のジョン・レスターは「カブスはスペシャルな選手を獲得した。彼が健康を保って投げ続ける限り、限界はないだろう」と今永を絶賛した。 カブスの鈴木誠也は「3番・DH」でスタメン出場。第1打席はショートゴロ、第2打席は見逃し三振、第3打席はセンターフライに倒れた。しかし、9回の第4打席でセンターへの同点タイムリーを放つ大仕事。鈴木のタイムリーはカブスの連続無得点を18イニングで止める待望の一打だった。4打数1安打で今日を終え、打率.265、OPS.803となっている。