バイエルンの放出候補MFニャブリが現地報道に反論 「出て行きたいと言ったことはない」
昨季は怪我で再三離脱
伊藤洋輝、ジョアン・パリーニャ、マイケル・オリーセなど、バイエルン・ミュンヘンは他クラブから次々と新戦力を獲得している。しかし補強を推し進める一方で現有戦力がそのままチームに留まれば、余剰人員が出てチームの運営に支障が出る。このため、バイエルンの首脳陣が誰を放出するのかに注目が集まっている。 現地メディアの間では、元ドイツ代表セルジ・ニャブリは有力な放出候補の一人と目されている。2017年6月にブレーメンから加入して以来、バイエルンの一員としてこれまで公式戦238試合に出場して86ゴール53アシストを記録しているものの、昨季は筋肉系の負傷による戦線離脱を繰り返し、チームに貢献できていなかった。 そうした昨季の苦い経験を糧にして新シーズンでの巻き返しを狙っているニャブリは、自身の名前が売却候補としてメディアに取り上げられることに我慢ならないようだ。同選手はドイツ紙『Süddeutschen Zeitung』の取材に対して以下のように語っている。 「僕だけでなくチームメイトについても色々と推測されている今の状況は、正直言って少しクレイジーだと感じている。今の僕らには有効な契約が残っているし、まだトップレベルでプレイできる状態にある」 「僕は、出て行きたいと言ったことはない。むしろコンディションを戻して、みんなが見慣れている僕本来の姿に戻りたいと思っている。僕にはまだバイエルンとの契約が2年残っているし、プレッシャーは感じていないよ」 ニャブリが主戦場とする2列目には新戦力のオリーセの他にジャマル・ムシアラ、トーマス・ミュラー、レロイ・サネ、キングスレイ・コマンがいて、この中でレギュラーポジションを獲得することは容易ではないが、今のニャブリはチームに残ってその定位置争いに加わるつもりのようだ。
構成/ザ・ワールド編集部