連休中の感染状況「トレンド的には減少も限定的」 愛知県・大村知事が会見
連休中の感染状況「トレンド的には減少も限定的」 愛知県・大村知事が会見
愛知県の大村秀章知事は9日、県庁で定例記者会見に臨んだ。大型連休中の新型コロナウイルスの感染状況について「(連休中の増減を)ならすとトレンド的には減っているが、大きくは減っていない。(一方で)昨年、一昨年のように連休明けにドーンと増えるかというとそうでもないのでは」との分析を示した。その上で、行楽地などに多くの人出があったことを踏まえ、「人が動いたのがどういうふうに影響するか引き続き警戒、注視していかなければならない」と述べた。 【動画】愛知県・大村知事が定例会見(2022年5月9日)
「県民割」は9日からスタート
県内の新規感染者数は2000人台が続いていた大型連休前に比べ、連休前半は1000人台や800人台に減少。しかし、平日となった6日の検査件数が反映したとみられる7日、8日は再び2000人を超えた。入院状況は直近の3日間で24人減って511人、重症者は10人で変わっていない。 一方、旅行時に1人当たり最大7000円分をポイント還元する県民割(あいち旅eマネーキャンペーン)は9日からスタートする。 大村知事は「感染はしっかり抑えていきながら、社会経済活動は回していきたい」とした上で、「感染状況が急拡大した場合は停止もあり得る」と釘をさした。
豊田喜一郎氏と盛田昭夫氏に「名誉県民」称号
県の発展に多大な貢献をした関係者を顕彰する「名誉県民」の顕彰式を今月30日に開催することも発表した。 これまでに海部俊樹元首相やノーベル賞受賞者の野依良治氏ら7氏が顕彰されたが、今回は県政150周年に合わせてトヨタ自動車創業者の故豊田喜一郎氏とソニー創業者の故盛田昭夫氏の2人を対象とし、関係者に顕彰状と名誉県民章が贈られる。 この日は純銀の七宝焼で県の花であるカキツバタをかたどった名誉県民章などが披露された。大村知事は「郷土の歴史を築いたお2人の輝かしい功績を称えたい」と述べた。 (関口威人/nameken)