【ロッテ】西野勇士、FA行使せず残留へ 今季は20試合登板し9勝8敗、防御率3・24
ロッテ西野勇士投手(33)が今季取得したFA権を行使せず、残留することが11日、球団関係者への取材で分かった。 今季は20試合に登板し、9勝8敗、防御率3・24。比較的若い年齢層の先発投手陣の中で、投げ抹消がありながらもベテランとしてローテーションを支えた。 08年に育成5位で入団し、12年に支配下登録。20年にはトミー・ジョン手術を乗り越え、チームに貢献してきた。7月にFA権を取得した際には「育成で入って、その当時はそんなにやれるとは全く思っていなかった。いろんなことがありましたけど、何とかここまで来られたのはそれでも使ってくれた歴代の監督とか、コーチとか支えてくれた家族とか、いろんな人に支えられてここまでこられたのは感謝しかない」と周囲への気持ちを口にしていた。 CS終了直後、松本球団本部長は「全力で引き留めます」と話しており、9日に取材に応じた際には「僕自身は良い感触をもっている」と手応えを明かしていた。 プロ17年目となるベテラン右腕は、来季もピンストライプのユニホームに袖を通し、日本一に向けて腕を振る。