米NASが新方式発表 フェロクロム四半期値決め
フェロクロムの新たな値決め方式について業界の対策が具体化してきた。米ステンレス大手、ノース・アメリカン・ステンレス(NAS)は調達価格と製品のサーチャージの元になる四半期価格を設定するため、既存の指標を活用すると先週発表した。フェロクロムは南アフリカの生産者と欧州のステンレス大手が四半期ごとに決める、いわゆる欧州のベンチマーク(EUBM)の仕組みが終了する。今後の値決め方式の模索が続いてきたが、NAS同様の方式が定着するかどうか、それぞれの立場で検討が続いているようだ。