大阪・堺市の竹山市長が辞任会見(全文2)会計処理の基本を怠っていた
自身の政治資金収支報告書に多額の記載漏れがあった問題で、大阪・堺市の竹山修身(おさみ)市長は22日午後、同市議会議長に辞職願を提出した後、記者会見を行った。 【動画】堺市の竹山市長が辞職願を提出 2億円超の政治資金記載漏れ ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「堺市の竹山市長が辞職願を提出 2億円超の政治資金記載漏れ」の会見開始時間を基準にしております。 ◇ ◇
市長として誇れる仕事や、達成できなかった仕事は?
日本経済新聞:日経新聞の塩田です。市長としてのお仕事を振り返られて、総括していただいて、これは誇れるなというお仕事、一方で、これは十分にできなかった、あるいは達成できなかったというものを挙げていただけますか。 竹山:私は1期目の公約として、LRTをやめる、そして中瓦の再開発について見直すというふうなことを申し上げました。大小路筋のLRTについては今はまだ調査、研究しておりますけれど、新しい交通体系の中で堺の交通の在り方を、東西交通をしっかり見直すべきだというふうに思ってますので、LRTはあのままやらずに良かったなというふうに思っていますし、中瓦の芸文センターも450億ぐらい掛かるところを145億でフェニーチェという立派なものができました。これは私は良かったと思うし、世界遺産もできたということで、本当にそういう意味での歴史や文化ということは一定の成果が挙がったんじゃないかなと思います。 そして子育てもやっていきましたけれど、私は今、気になっているのは、やっぱり安全・安心、災害に強いまちづくり、もっと強化していかなければならないと思いますので、南海トラフの地震に対応するようなしっかりとした国土強靭化、もっとやっていくべきだというふうに思っています。教育も、ある意味で子供たちの学力、英語力も上がっていますので一定成果が出たのではないかと思っております。
説明責任を果たす場が失われたことをどう思うか
読売新聞:読売新聞の【*** 00:20:08】です。この間、23日、あしたの議員総会でしっかり説明責任を果たしていきたいとおっしゃっていたんですけれども、それが自民、公明、ソレイユ3会派の【*** 00:20:24】であしたは中止になったわけですけれども、ご自身としてはせっかく説明したい思いを持っていて、あしたの場を臨もうと思っていらっしゃったという、その場が失われたことについてはどう思われているのでしょうか。 竹山:それは議会のご判断であると思います。私もこの議員総会のQ&A、これこそまさに自分で作って対応しておりました。そういうことでしっかりと対応して説明したいなと思っていましたけれど、議会のご判断でそういうことになったということで、それも粛々と対応したいというふうに思っています。 読売新聞:議会の中の一部の意見としては、市長の辞職をされたという決断は、説明責任が果たせないとご自身が考えられた行動の表れであるというような意見もあったんですが、これはそういう理解でよろしいんでしょうか。 竹山:いや、そうではないと思います。私は説明責任はこの記者会見の場でも果たせるというふうに思って、今日は私の思いをお話ししたいなというふうに思いました。そして、これからも機会あるごとに市民の皆さんに説明することはしっかりとやっていきたいなと思います。 読売新聞:ご自身が説明したい、そういう機会を奪われたというような思いでしょうか。 竹山:奪われたというか、それは議会のご判断ですので、奪った、奪われたの問題ではないと思います。