熊本市交通局職員2人を処分 市電の死亡事故など
熊本市交通局は、市電を運転中に歩行者と衝突する死亡事故を起こした会計年度任用職員の運転士など2人をそれぞれ停職3ヵ月の懲戒処分としたと発表しました。 熊本市交通局が、26日付けで停職3カ月の懲戒処分としたのは、会計年度任用職員の27歳の男性運転士(27)との男性主査(38)です。 市交通局によりますと、運転士は2月、熊本市中央区の水道町電停付近で、歩行者と衝突する事故を起こしました。歩行者は、5日後に死亡しています。11月には、裁判所から罰金10万円の略式命令も受けています。 また、男性主査は市電の無料運行などの事業を担当していて、市との協定書に無断で5回公印を使用したり、市に対し運賃の補填として193万円余を過大請求したりするなどしたということです。 井芹和哉交通事業管理者は、自主的に来年1月から3カ月間の給与を10%返納するとしています。