ラグビー仏代表デュポン、15人制でのプレー復帰「待ち遠しい」
【AFP=時事】ラグビーフランス代表主将のアントワーヌ・デュポンは8日、今夏のパリ五輪では7人制でプレーしていた中で、今週末に再び15人制のチームでプレーすることが「待ち遠しい」と語った。 【写真】パリ五輪7人制ラグビー男子金メダルを喜ぶデュポン 27歳のデュポンは、レ・ブルー(フランス代表チームの愛称)の試合を約1年1か月間欠場していたが、今年のパリ五輪では7人制の代表チームで金メダルを獲得した。 ファビアン・ガルティエヘッドコーチ(HC)が率いる15人制の代表チームでデュポンがプレーしたのは、昨年10月に行われたW杯フランス大会で南アフリカに敗れた準々決勝が最後となっている。 仏代表は9日にパリで日本代表とのテストマッチが控えており、デュポンはこの日の会見で、「15人制のチームでプレーしない期間が少し長かったので、バランスを取り戻して仲間たちと一緒にスタッド・ド・フランスに戻るのが待ち遠しかった」「だからとてもうれしい。戸惑うこともなかった」と語った。 2021年にワールドラグビーの男子15人制年間最優秀選手に選出されたデュポンは、これまでシックスネーションズをはじめ、仏リーグ・トップ14の所属クラブであるスタッド・トゥールーザンで数々のタイトル獲得を果たしており、その成功リストに五輪の金メダルも加えた。 唯一欠けているのがW杯のトロフィーで、2027年にオーストラリアで開催される次回大会に向けて、「まだ遠い先のように感じられても、3年後には最高の状態でいることを目指して取り組んでいると言えるだけの経験と成熟度が、今の自分たちにはあると思う」「週末の目標や短期的な試合について考えなければならないとしても、W杯が近づいていることは意識している」と語った。 今週末の日本戦で、SHのデュポンはSOトマ・ラモスとハーフバック団を組むことになる。普段SOを務めているロマン・ヌタマックは負傷で離脱している。 デュポンとラモスは代表チームにおいて重要な司令塔の役割で一緒に先発したことは一度もないものの、同じ所属クラブのトゥールーザンではその役割を果たしてきており、「自分たちのやり方がある」「特に問題はない」と自信を示しつつ、「彼(ラモス)はロマンとは異なるが、トゥールーズでのゲームプランやプレースタイルには多くの類似点がある」と続けた。【翻訳編集】 AFPBB News