【西武】パ新人王の武内夏暉、2900万円増の4500万円「様々なことを評価してもらえた」
パ・リーグ最優秀新人賞に輝いた西武の武内夏暉投手(23)が4日、埼玉・所沢の球団事務所で初の契約更改交渉に臨んだ。23年ドラフト1位左腕は年俸1600万円から2900万円アップの、年俸4500万円でサイン。「評価としてはローテーションを回って、2桁(勝利)、規定投球回とか、さまざまなことを評価してもらえた。開幕からローテーション入ることができて、1年間通して成長できた」と語った。 【一覧】西武の契約更改状況 今季21試合に登板して10勝6敗、リーグ2位の防御率2・17をマーク。球団の新人では07年岸孝之(現楽天)以来となる2ケタ勝利&規定投球回に到達し、22年の水上由伸投手(26)以来2年ぶり17人目となる新人王を獲得した。全259票のうち242票を獲得してのダントツでの受賞となり、自身が口にしてきた1年目の目標を達成した。 3倍近い増額提示を受け「球団からは来年は1年間ローテションを守って、1つの目安として25試合先発としてやってもらいたいと言われました。自分も1年間ローテションを守り、25試合というのを目標にして、今年以上の成績を残したい」と誓った。(金額は推定) ◆武内夏暉(たけうち・なつき)2001年(平13)7月21日、福岡県北九州市生まれ。折尾愛真中では軟式野球部に所属。八幡南3年夏は県3回戦敗退。国学院大では2年秋から東都リーグ戦に出場。3年秋は4勝を挙げて優勝に貢献し、MVPに選ばれた。大学通算36試合で14勝7敗。昨年ドラフトではヤクルト、ソフトバンクとの3球団競合の末、1位で西武入団。今季は21試合に登板し10勝6敗、防御率2・17。186センチ、90キロ。左投げ左打ち。